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新国立公園誕生

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日高山脈襟裳国定公園が6月25日に「日高山脈襟裳十勝国立公園」という名称で新たな国立公園となりました。

この国立公園は、海岸部のプレート運動によって生まれた南北約140kmにおよぶ脊梁山脈であり、カールなど北海道唯一の山岳氷河地形のほか、広大な原生流域面積や変質を受けていない橄欖岩(かんらんがん)隆起がみられるなど、手つかずの雄大な自然が広がり、陸域面積は日本最大の国立公園となりました。当初予定されていた国立公園の区域は、日高山脈沿いに襟裳岬までのものであり、国立公園内に立ち入るのは、主に登山者に限られると思われましたので、日高町では、国立公園化に際し、登山者ばかりではなく一般の方々にも親しみを感じてもらえるような国立公園にしてもらいたいとの考えから、日高山脈の裾野となる日高町内の日高国際スキー場、日高沙流川オートキャンプ場、沙流川温泉ひだか高原荘、さらに国立日高青少年自然の家も国立公園のエリアに含めてもらいたいと環境省に要望をしてきました。結果的には環境省、林野庁のご理解をいただき、町内の観光施設などが国立公園内となりました。

新しい国立公園が誕生したこと、さらに町内の各種施設が国立公園のエリアに含まれたことを祝って、7月13日に環境省北海道地方環境事務所、林野庁日高北部森林管理署、北海道日高振興局など関係する皆さん、そして町民の皆さんにも出席いただき、日高町としての祝賀会を開催しました。この席上、町で独自に考案した日高山脈をイメージしたロゴマークも披露しましたが、今後、いろいろな場面で活用して国立公園化のPRに務めていきたいと思います。

祝賀会での挨拶
祝賀会での挨拶
日高山脈襟裳十勝国立公園ロゴマーク
日高山脈襟裳十勝国立公園ロゴマーク
祝賀会の様子
祝賀会の様子

さらに7月20日には、環境省、日高・十勝の関係13市町村主催の記念式典、祝賀会など記念行事が新ひだか町で開催され、日高・十勝地域をあげて新たな国立公園の誕生を祝ったところです。

記念式典の様子
記念式典の様子
記念祝賀会の様子
記念祝賀会の様子

この後は、環境省が中心となって総合型の協議会が設立され、国立公園の「保護と利用」という目的を実現するため、具体的な協議が進んでいくことになると思いますが、国立公園となったあとが肝心であり、日高町でも独自の協議会を立ち上げるなど、環境省や関係機関と共に親しまれる国立公園となることができるよう取り組んでいきたいと思います。

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