町民皆さんの新しい足として
令和3年にJR日高線の鵡川・様似間が廃線となって地域の公共交通がバス転換となり、現在、順調に運行されています。しかし、日高管内7町を繋ぐ運行体系ですので便数にも限りがあり、当然に日高町内の移動など細かな運行に応えられるものではありません。町内では従来よりデマンドバスを運行していましたが、利用度が高いとはいえず、より利便性が高く効率のよい地域交通を確立することが課題となっていました。
こうした中で、公共交通の利便性向上など、地域が抱える課題解決に資する手段とされるMaaS(マース、Mobility as a Service)実証プロジェクトとして、「すこバス」と命名したバス運行の実証実験を10月1日から開始しました。

この取り組みは、日高町地域公共交通活性化協議会の事業として行ったもので、運行エリアは町内でも人口の多い国道235号線沿線の主に市街地を対象としており、12月30日までの3ヶ月を実証実験期間としています。「すこバス」の最大の特徴は、利用者がスマホで出発地・到着地・利用日時などを専用のアプリで入力(電話でもOK)すると、AIが最適なルートを判断して、運転手に車内に設置されたタブレットで知らせる仕組みがあることで、これにより運行中に利用申し込みがあった場合でも効率よく対応できることにあります。
利用料金は、10月は無料ですが、11月からはスマホ予約300円、電話予約500円(小学生、身障手帳・療育手帳所持者、介護人はそれぞれ150円、250円)となっています。3ヶ月間と限られた期間の実証実験ですが、少しでも多くの方に利用していただいて、本格運行に移行できればと思っています。
ちなみに「すこバス」は、すこやかバスの略称で、バスを利用してあちこちに出かけ、健やかに過ごしましょうとの願いを込めて命名したものです。こうしたことから各種検診や健康教室などに参加すると、バス利用料金が100円安くなる「すこチケ」をプレゼントすることにしています。
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