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日高アイヌ協会本格的に活動開始~無縁仏供養祭、アイヌ文化交流会~

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このたび、日高アイヌ協会主催で、無縁仏供養祭が行われ、併せて古式舞踊などのアイヌ文化交流会が9月4日に富川生活館で開催されました。

無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子

日高町内のアイヌ系住民の無縁墓地は、過去には町内に点在していましたが、平成元年度から無縁墓の改葬事業が行われ、現在、富川高台墓地内の無縁納骨堂には5,115体の御霊が安置されています。

無縁仏供養祭は、アイヌプリ(アイヌの習慣)により、カムイノミ(神酒を神に捧げ、始めを告げる儀式)、ヌサオンカミ(ヌサ(祭壇)の前での礼拝)、イチャルパ(供物をヌサ前に運び先祖供養を行う)、カムイノミ(神酒を神に捧げ、終わりを告げる儀式)という順で厳かに行われました。このような供養祭には初の参列でしたので、ヌサ(祭壇)に祀るカムイ(神)が13神あることを初めて知るなど、貴重な経験でした。

無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子
無縁仏供養祭の様子

仏供養祭の後は、静内民族文化保存会、鵡川アイヌ文化伝承保存会の皆さんによりアイヌ古式舞踊が披露され、それぞれに特徴のある古式舞踊でしたが、踊り手には若い方もいてしっかりと文化が伝承されているなあと感じました。

アイヌ古式舞踊の様子
アイヌ古式舞踊の様子
アイヌ古式舞踊の様子
アイヌ古式舞踊の様子
アイヌ古式舞踊の様子
アイヌ古式舞踊の様子

会員数の減少などで、しばらく本格的な活動が行われていなかった日高アイヌ協会でしたが、このたび、北海道アイヌ協会をはじめ、近隣町のアイヌ協会のご支援をいただき一連の行事を実施することができましたので、これを契機に他の事業にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。

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総務課/人事給与グループ

〒059-2192
北海道沙流郡日高町門別本町210番地の1
電話:01456-2-5131
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