東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン交流事業
日高町は、東京オリンピック・パラリンピックでウズベキスタン近代5種競技のホストタウンとなっていましたが、閉会式翌日の8月9日に選手の女性選手のアリセ・ファフルトゥジーノヴァさん、男性選手のアレクサンドル・サーフキンさん、ウズベキスタン近代5種競技連盟のバフラムジョン・ガジエフ会長、同連盟クセニヤ・グリャモヴァ事務局長の4人の方々が来町しました。
8月9日は夜の到着でしたので、交流事業は翌日10日からでしたが、最初に役場に来ていただいてオリンピックのことを中心にお話ができました。私もテレビやインターネットで観戦していたのですが、以前にもご紹介したとおり近代5種競技は、1日のうちにフェンシング、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、レーザーラン(射撃と800m走を交互に4回)と、全く異質な万能性を競う複合競技で、最後に行うレーザーランは、さすがにどの選手もきつそうでした。そうした体力的な問題のほかに、馬術では抽選で乗る馬が決まるため、20分の準備時間の間に初対面の馬とコミュニケーションをとるのが大変だったそうです。
選手村での生活は快適だったようで、施設・設備が清潔で心地よかったほか、食事が美味しかったと感激していました。ちなみに気に入った食事は何かと聞きますと、ファフルトゥジーノヴァ選手は「そば・うどん」、サーフキン選手は「餃子」、グリャモヴァ事務局長は「カレーライス」と言っていましたが、私も「世界一の餃子は選手村にあり」とSNSに上げていたアメリカ選手の動画を見たことがありました。
食事は、こちらへ来てからも楽しんでもらえたようで、楽しみにしていた寿司を堪能したほか、宿の食事も大変良かったと喜んでもらいました。(ガジエフ会長は、宿の朝食で味噌汁を3杯飲んだとか)
本来であれば、住民の方々といろいろな交流をしてもらいたかったのですが、コロナ禍ではそれも難しく、町内の施設を見学してもらうことが中心となりました。近代5種競技には馬術がありますので、種牡馬が繋養されているブリーダーズクラブ、軽種馬を生産している本間牧場を見学させていただいたほか、ホッカイドウ競馬が行われている門別競馬場では「日高町・ウズベキスタン交流特別」というレースを組んでいましたので、表彰式のプレゼンターを務めてもらいました。



唯一の交流は、スポーツ少年団とのもので、近代5種競技の説明でフェンシングを披露してもらったり、種目の一つであるレーザーランならぬ射的レースを選手・役員と子どもたちとの対抗戦で行ったりと、帰国前日のひと時の交流でした。


今回、素晴らしいお土産をいただきましたのでご紹介したいと思います。ふんだんに金糸刺繍がほどこされている「ザルドゥズ」というウズベキスタンの民族衣装で、これは、かつてプラハという都市にあった宮廷で君主たち特権階級が着用を許された儀礼服のようです。着せてもらいましたが、結構重たいものでした。
こうして2泊3日という短い時間でしたが、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン交流事業が無事終わりました。見学にご協力をいただいた皆さま、お世話いただいた宿泊施設の皆さま、大変ありがとうございました。

掲載している写真は、撮影時のみマスクを外しています。
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