コロナ下でも訓練
今年は様々な行事が新型コロナウィルスの影響で中止を余儀なくされていますが、災害や事故に対する備えをおろそかにするわけにはいきません。こうした状況の下、去る9月8日、コロナウィルス感染対策を講じながら、日高西部消防災害警備合同訓練が実施されました。
当日は、日高西部消防組合のほか、北海道警察本部警備部機動隊・門別警察署が参加して、土砂災害埋没者救出訓練、山岳地帯滑落者救出訓練、火災消火訓練を中心として、他機関との連携、現場指揮体制の確認などを主眼に訓練が展開されました。
近年、異常な気象変動がもたらす経験したことがないような豪雨災害が頻発し、これまで以上に迅速な災害対応が求められます。さらに、北海道太平洋沿岸では、千島海溝や日本海溝北部を震源とする巨大地震とそれに伴う巨大津波の襲来が想定されており、いざという時に備えての避難訓練・避難所運営訓練は欠かせませんが、これまでと異なるのは、これにコロナウィルスヘの対応が加わるということです。
これまでもエコノミークラス症候群など、避難生活で多発する疾患があり、これが災害関連死に直結することから、避難所でのトイレ、食事、生活環境などの改善が求められていましたが、今年からはこれにコロナ対策が加わることになります。コロナ蔓延下では、専門知識なしでの避難所運営は厳しい、運営者の数も数倍必要、支援者も入りにくいなどの指摘があります。一層難しくなる避難環境づくりにおいては、資器材の効果的活用、人材の効率的投入など実動訓練が不可欠だとの思いを強くしています。






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