本文へ

東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに

更新日
  • Xでポスト
  • Facebookでシェア

ホストタウンは、自治体と東京オリンピック・パラリンピックに参加する国の選手等が、スポーツ、文化などを通じて交流するものですが、大会前の事前合宿を前提とするホストタウンのほかに、競技終了後に選手がホストタウンを訪問し、住民と様々な交流を行う事後型ホストタウンがあります。日高町では、この度、この事後型でウズベキスタン(正式名称は、ウズベキスタン共和国)のホストタウンとして登録されることになり、1月19日に交流事業合意書の調印式を行いました。

ウズベキスタンは、中央アジアを代表する観光国家で、かつてはアジアとヨーロッパを結ぶシルクロードで栄え、各都市には今もなお東西文化が交差した文化や建築物が残っているそうです。面積は44万7400平方キロメートルと日本の約1.2倍、人口は約3300万人、首都はタシケントという国です。

調印式は、ウズベキスタンと東京にいるロシア語の通訳を介してのオンラインでしたが、ウズベキスタン近代5種競技連盟のバフラムジョン・ガジエフ会長のほか、同連盟クセニヤ・グリャモヴァ事務局長、選手のアリセ・ファフルトゥジーノヴァさんとアレクサンドル・サーフキンさんも参加して、それぞれの方から挨拶をしていただきました。

オンライン調印式の様子
オンライン調印式の様子

そう、日高町が受け入れるウズベキスタンの選手は、近代5種競技の選手なのです。近代5種競技については、あまり馴染みがないと思いますので、競技種目などを少しご紹介したいと思います。

近代5種競技は、1日の間にフェンシング(相手の全身に突きを繰り出す「エペ」)、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、レーザーラン(射撃と800m走を交互に4回)と、全く異質な競技を行うという万能性を競う複合競技で、「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれているそうです。過去には1日に1種日、計5日にわたって競技が行われていたこともありましたが、1996年のアトランタ大会から1日ですべての種目を行うようになったそうです。競技は、当然長時間に及び、挑戦する種目が多種にわたるため、順位が最後まで入れ替わり続けるため、観客は最後まで順位が確信できないという大変な競技です。

アレクサンドル・サーフキン選手
アレクサンドル・サーフキン選手

日高町が、ウズベキスタン近代5種競技のホストタウンになったのは、種目の中に馬術があったので、馬産地として親近感を感じたことがあります。ガジエフ会長も日高町が競馬場のある馬産地ということに非常に興味を持たれているようで、今から交流するのが楽しみです。

写真右:ウズベキスタン近代5種競技連盟バフラムジョン・ガジエフ会長
写真右:ウズベキスタン近代5種競技連盟バフラムジョン・ガジエフ会長

これから住民の皆さんには、ホストタウンになったことや、ウズベキスタンという国に親しみを持っていただくために、様々な機会にPRしていきたいと思います。そして、何よりも東京オリンピック・パラリンピックが無事に開催されることを心から願っています。

交流事業合意書の調印式
交流事業合意書の調印式
お問い合わせ

総務課/人事給与グループ

〒059-2192
北海道沙流郡日高町門別本町210番地の1
電話:01456-2-5131
FAX:01456-2-5615