母国の大使を熱烈歓迎

日高町には多くの外国人の方が住んでいます。近年はその数が右肩上がりの状況で、直近では合計566人、国別ではインド324人、フィリピン66人、ネパール34人、ベネズエラ22人と続き、国の数では29カ国となっています。
インドの方が飛び抜けて多く、その多くは牧場や門別競馬場など、軽種馬に関わる仕事に就いています。
4月25日にインド大使館で「北海道DAY」という行事があり参加してきました。この行事は、北海道・インド双方の産業経済や観光などのプレゼンテーションが行われましたが、この中でインドの方が日本で働くことについて、斡旋するインド側の事業者からの様々な情報提供がありました。その中でインド人の特徴や日本に対するイメージ、日本で働きたい理由、インド人の良いところ・改善が必要なところといった話題に加え、日本に来るまでの教育内容、来日してからのサポートなどの説明が印象的でした。

「北海道DAY」の第2部では、大使館の特設会場での交流会が行われ、道産チーズや珍味、ワインが提供されたほか、インドの料理や工芸品の展示もありました。この会場でシビ・ジョージ大使とお会いする機会がありまして、その時に4月29日に浦河町を訪問されるというお話を聞きましたので、日高町にもインドの方がたくさんいるので、是非寄っていただけないかとお願いしたところ快諾いただきました。

そうした経緯で、浦河町の帰りに厩舎スタッフとしてインドの方が多くいる門別競馬場にお越しいただきました。当日は68人と競馬場で働くインド人スタッフ全員が出席してシビ・ジョージ大使の歓迎会となりました。大使も皆さんといろいろな話題で懇談され、予定時間をはるかにオーバーしての和やかなひとときとなりました。大使がお帰りになる時は、皆さんで通路の両側にたち拍手でお見送りとなるほど、まさに熱烈歓迎となりました。