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掲載日
2016年2月2日更新

沙流岳 1422m (初級)

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沙流岳と名付けられているが、沙流川本流からは離れている。沙流川に沿って通っている国道274号線の7合目付近から南側に三角錐のように突き出ている様を見ることができる。日高山脈襟裳国定公園の西端に位置し、山頂は日勝峠付近から西に伸びる尾根上にある。1445m峰と沙流岳とのコル(鞍部)を林道が通っているため、尾根道で頂上まで30分で登ることができ、幼児から高齢者まで楽しめる。標高は1500m未満のため、日高山脈方面の眺めはあまりよくなく、ペケレベツ岳とペンケヌーシ岳ぐらいしか見えない。しかし山系北部に位置しているため、真下に国道274号線が、北側にトマムスキー場とタワーが、そして夕張岳や芦別岳、十勝連峰もよく見える。山並みの間からは十勝平野を望むこともできる。

 ペンケヌーシ岳 1750m (初~中級)

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ペンケヌーシ川から名付けられた。ペンケヌーシとはアイヌ語が語源で、ペンケ=上流、ヌーシ=豊漁いう意味で、30年程前まで川が黒くなるほど魚が泳いでいた豊かな川の水源の山。日高山脈唯一のコマクサの自生地である。山系北部に位置しているため、日高中学校の赤い屋根やトマムリゾート、夕張岳や芦別岳、十勝連峰、十勝平野も望める。登山口の標高は1100mあり、沢の規模も小さく水量も少ないため、沢歩きの装備と引率者がしっかりしていれば初心者でも楽しめる。

 チロロ岳 1880m (上級)

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山麓を流れるチロロ川から命名。意味はよくわかっていない。「キロロ=爽快な」が訛ったという説もある(キロロ=「爽快な」(萱野茂説、山田秀三著)、kiro-ru=kir-o-ru=足-入れる-路で「人間が踏み固めた広い道」(知里真志保 「地名アイヌ語小辞典」)など)。山は斑レイ岩の本峰(1880m)とかんらん岩の西峰(1848m)から成る双耳峰。とくに西峰は夕張岳・アポイ岳と同じ地質のため超塩基性岩植物というめずらしい高山植物が見ることができる。主稜線から外れているため、ピパイロ岳から日高第3の高峰「1967m峰」・北トッタベツ岳にかけての眺望がよい。幌尻岳は頂上のみを望むことができる。二の沢源頭はお花畑になっていてカールではないかと言われているが、はっきりしない。登山口から稜線まで沢沿いの踏み跡を歩き、日高らしい登山が楽しめる反面、沢歩きや読図などの力量が問われる。