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2000年11月18日(土曜日)
講師:村井雅之さん(ゆうふつ原野自然情報センター)
前日の夜から朝まで雪が降り続き、あたりは一面銀世界。どうなることか・・・と危ぶまれた観察会でしたが、結果オーライでした。よかったよかった。
これは国立少年自然の家(山脈館から歩くと20分程度、車で5分足らず)のオリエンテーションルーム。吹雪で到着が遅れた方を待ちつつ、村井さんから「バードウォッチングとは?」などのお話を聞きました。
11時15分頃から外に出てみるとまあびっくり!すごくいいお天気。軽く20cmはある新雪を踏みつつ、近くの林~川を見下ろす展望台まで散策します。ついさっきまで雪が降っていたのに、よく見ると雪上にゾウムシなどの虫が落ちています。これはつまり鳥がつつき残したあとで、ゾウムシにとっては“命拾いした”わけです。
お弁当を食べてお昼からは「鳥との付き合い方」などを聞き、巣箱を設置してお開きになりました。
今日見えた鳥はキクイタダキ・アカゲラ・シジュウカラ・ハシブトガラ・ヒガラ・ハシボソガラスでした。
泣き声が聞こえたのがキクイタダキ・シジュウカラ・ヒガラ・ヒヨドリなど。
写真はキクイタダキ。ただし10月20日に山脈館裏で撮ったものです。
簡単にお話の内容を振り返ると・・・
バードウォッチングとは・・・アメリカの有名なバードウォッチャー、ジョージ・フィッシャーの言葉を紹介して、「ある人にとっては科学、あるいは芸術、気晴らし、仕事、たいくつなこと・・・」(というような意味でした)。もともとはイギリスの高貴な方たちの優雅な趣味だった。
必要なものは、
コツは、ボーっと広く見ること(その中で動くものを探す)・ゆったりする(こちらの緊張感は鳥にも伝わる)こと。
←とても有効でした。
鳥との付き合い方の中で、巣箱は手軽かつよい手段。
などの目的・効果が見込まれるし、鳥にとっても「入るか入らないか」の選択権があるので。もちろん、テリトリーなどを考慮した適正な数というものがあるので、かけ過ぎには注意。掃除などの管理も重要。
人数が少ない分、非常にわきあいあいとした雰囲気。お天気も回復直後で鳥は活発。ラッキーな観察会になりました。
今回のセミナー参加者=4名、
講師=1名、スタッフ=2名。