ネイチャーセミナー2002 8月(その1) 「森で過ごす一日」 カリンバのつくりかた
カリンバのつくりかた <山脈館バージョン>
木の板:1枚 | かまぼこ板など何でも可。今回はエンジュの切り株などを使いました。 |
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ヘアピン:3~7本程度 | 木の大きさ、鳴らしたい音の数によります。 |
五寸釘:1本 | |
わりばし:1本 | ねじくぎで固定する場合は、わりばしでなくもっと強い木を用意します(つくりかた参照)。 |
竹串:1本 | |
針金:適当 | わりばし固定のため。ねじくぎで固定する場合はねじくぎに変更(つくりかた参照)。 |
ドリル、キリなど | 針金がとおる穴をあける。 |
ラジオペンチ | ヘアピンを伸ばすのと、針金で固定するときに使う。針金固定の時には普通のペンチがほしいときもあるかも。 |
両面テープ:適当 | 釘と竹串を仮止めするため。 |


つくりかた
- わりばしを針金で留めるための穴をあけます。
針金固定ではなく釘を使ってもよいのですが、なかなか難しいです。というのは、ヘアピンの弾力で木が反り返るため、釘で押さえつけるとそこから割れてしまうためです。割り箸ではなくもっと強度のある木を用意できるなら、釘で留めることもできます。 - ヘアピンを伸ばします。
ラジオペンチを使ってまっすぐにします。なるべくまっすぐにした方がよいです。 - 上図を参考にして竹串と釘を両面テープで仮止めします。
- ヘアピンを図のように配置してからわりばしを乗せ、針金で固定します。針金は穴を通し、裏でねじってしっかり留めます。
(注)ヘアピンの長さを調整すると音程が変えられます。うまくすればドレミファソラシドも鳴らせます。
(注)針金は、わりばしの形に合わせて曲げておく(大きなヘアピンのような形にする)と作業しやすいです。 - 実際に鳴らしてみて調整をします。
- 完成!

何回も試した末にようやくうまく留まった例。
改良した点
これはインターネットで探したいくつかの作り方を参考にしました。
釘を使って木を固定するやり方が多かったですが、わりばしだと割れてしまうので穴あけ式針金固定を採用しました。
針金固定の欠点は、裏に針金のねじねじが見えたままになってしまうことです。裏側に箱状の覆いをつけると、共鳴効果も伴って一石二鳥かもしれません。
- 今回のセミナー参加者=24名(日高町内から大人4名、こども3名、町外から大人5名、こども11名)、講師=5名、スタッフ=2名(1名は講師を兼ねる)。
- 主催=日高山脈館、国立日高少年自然の家
- 後援=平取町・門別町・穂別町・占冠村各教育委員会
- 協力=日高北部森林管理署
- お問い合わせ
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日高山脈博物館
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電話:01457-6-9033
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