日頃の訓練成果が発揮された「日高西部消防技能訓練大会」
3年に1度行われる日高西部消防技能訓練大会が、7月7日に日高西部消防組合庁舎訓練場を会場に開催されました。当日は、小隊訓練と消防ポンプ車操法が実施され、小隊訓練には、日高消防団から門別分団・厚賀分団・日高分団・富川分団が、平取消防団からは平取分団・貫気別分団・荷負分団・振内分団の計8隊が出場し、消防ポンプ車操法には日高消防団から日高分団と富川分団が、平取消防団からは貫気別分団と振内分団の計4隊が出場して行われました。
私はこの訓練を初めて見たのですが、両種目とも実施基準がありまして、少し硬い話になりますが、小隊訓練は消防組織法に基づく消防訓練礼式の基準、消防ポンプ車操法も同じく消防組織法に基づく消防操法の基準というものが消防庁告示で定められており、それにより実施方法が示されていることを知りました。
小隊訓練は、小隊規模(今回は指揮者以下21人編成)のいわば行進訓練で、指揮者の号令のもと、女性団員も加わっている各隊が随時進行方向を変えながら整然と行進していきます。全体の動きが―体とならなければならず、指揮者が号令を出すタイミングなど、なかなか大変だと思いますが、カッ、カッ、カッと揃った足音が聞こえるのは気持ちのいいものでした。
消防ポンプ車操法は、文字どおり小型ポンプ車による標的への放水までの一連の操作で、審査のポイントは、有効な放水が行われるまでの所要時間のほか、◇士気・規律、◇迅速な行動・動作・チームワーク、◇確実な動作、◇消防用機械器具への精通とその愛護、◇各隊員の安全が主なものだそうです。各隊員はきびきびした動作で操作を行いますが、消防用ホースを担いでダッシュする苦しい場面では、周りの仲間の団員から「そこが踏ん張りどころだ!」と激励の声がかかるなど、緊迫感のある訓練となっていました。
去る6月15日には、鵡川・沙流川合同水防演習で、日高消防団水防隊、平取消防団水防隊が水防工法訓練を披露して、その存在を頼もしく思ったものですが、今回の消防技能訓練大会を見て益々その思いを強くしました。同時に生業のかたわら消防団活動にご尽力いただいている団員の皆さんに改めて感謝申し上げます。





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