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機動的な災害活動訓練を実施

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本年7月7日に行われた消防団による「日高西部消防技能訓練大会」に続き、9月10日には消防職員による通常訓練、交通救助訓練、火災消火救助訓練の3訓練で構成された「日高西部消防組合災害活動訓練」が消防庁舎訓練場で行われました。

消防職員が整列している中、姿勢、服装、消防手帳を点検する通常訓練に続き、交通救助訓練が実施されました。この訓練では、日高自動車道下り車線で車両3台による交通事故が発生し、車両の下敷きになった人がいるなど負傷者が多数いるという想定のもと、門別警察署、札幌市の手稲渓仁会病院のドクターヘリも参加して行われ、事故現場とした訓練場に隣接する富川中学校グランドにドクターヘリが飛来、フライトドクター、フライトナースが駆けつけ、各消防隊の救助活動、警察官による交通整理・応急救護が行われている現場で、トリアージ(多数の傷病者が発生した場合に、傷病の救急度や重症度に応じて治療優先度を決めること)や治療を行うという実践的なものでした。

最後の火災消火救助訓練では、震度5強の地震発生により木造家屋から出火し、隣の建物への延焼危険が高い状態のなか、出火元には逃げ遅れた住人がいるほか、付近の家屋が地震により倒壊し、内部に閉じ込められた住人がいることを想定した訓練でしたが、消火活動とともに危険な現場での救助活動が迅速に展開されました。

今回の訓練では、ドローンが運用される場面が多くあり、交通救助訓練では、車外に放出された負傷者の検索活動に、火災消火救助訓練では、上空からの火災状況・延焼範囲などの掌握に使われていましたが、ドローンの機体は小型ながら映像はとても鮮明で、災害や事故の際に状況を把握する有力な手段であることを認識しました。

このコーナーでは、これまで「日高西部消防技能訓練」、「北海道警察・日高町合同災害警備訓練」、そして今回の「日高西部消防組合災害活動訓練」と各種災害・事故等への対応訓練を紹介してきましたが、昨年の北海道胆振東部地震での被災、あるいは近年、北海道にも頻繁に台風が襲来することを考えると、こうした訓練は常日頃から欠かせないと改めて実感しました。

通常訓練
通常訓練
交通救助訓練の様子
交通救助訓練
交通救助訓練の様子
交通救助訓練
火災消火救助訓練の様子
火災消火救助訓練
火災消火救助訓練の様子
火災消火救助訓練
火災消火救助訓練の様子
火災消火救助訓練
火災消火救助訓練の様子
火災消火救助訓練
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