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いろいろな提案がありました~富川高校学習成果発表会~

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富川高校では各学年ごとに目標を決めてそれぞれの成果を発表する学習成果発表会が行われていますが、今年も地域探求・インターンシップ体験・進路決定までの道程など、さまざまな発表がありました。

富川高校学習成果発表会の様子
富川高校学習成果発表会の様子

地域探求では、「日高町での暮らしの充実」と題して、行事があまりなくなる冬期間に新たなイベントを開催してはどうかというものがありました。確かに冬に限らずここ最近はイベント的な行事が少ない状況で、日高町のイベントといえば、最大のものは「ししゃも祭り」ですが、コロナ禍や祭りの題材であるししゃもの記録的な不漁により4年間開催されていません。こうしたこともあっての提案だったかもしれませんが、発表したグループには、ぜひ具体的な企画書を作ってほしいと頼んできましたので、出来上がるのを楽しみにしています。

もう一つの地域探求は、「ヨーグルッペアイスで町おこし」というもので、町内の日高乳業で製造されている「ヨーグルッペ」という乳酸菌飲料(確か札幌のどさんこプラザにも置いてある結構有名なものです)をアイスにしてしまおうという企画で、実際に自分たちでアイスを作ってみたところ、おいしかったとの報告もありました。これも日高乳業に製品化できるか聞いてみる価値があるなあと思いながら発表を聞いていました。

地域探求発表会の様子
地域探求発表会の様子

インターンシップの体験では、自衛隊札幌地方協力本部静内分駐所と王子フォレストリー株式会社(木材会社)での職場体験が発表されていましたが、これまで経験はもちろんのこと、知識としても全く持っていなかった世界に触れて、2人とも貴重な経験となったようです。将来の進路にも考えたいと言っていましたが、果たしてどうなるのでしょう。

進路決定までの道程では、進学・就職それぞれの希望を実現するまでの取り組みが発表されていましたが、自分の目標に向かってなすべきことをしっかりと整理して着実に実行してきたことが伝わり、感心しました。後輩の皆さんにも大いに参考になったのではないでしょうか。

日高山脈襟裳国定公園の国立公園化に向けた取り組みに関する発表もありました。このテーマは、以前に国立公園化のシンポジウムが開かれたときに、出席していた富川高校の生徒さんにキャンペーン方法などを考えてと言っていたこともあるのですが、今回の提案も含めて町でもしっかり取り組んでいかなければなりません。

最後に紹介するのは、以前にも取り上げましたが、富川高校2年生の6人が山間部の小規模な水供給システムである共同水道の水質分析や管路図デジタル化(GIS)に取り組み、昨年、第25回日本水大賞厚生労働大臣賞を受賞、今回はその成果品である管路図を学習成果発表会のなかで受け取りました。さっそく共同水道の管理を担当している部署で活用させてもらいます。また、この活動がきっかけとなり、「OECD Project∞」という外国との交流活動にも参加した経緯が発表されましたが、一つの取り組みからさらなる世界が広がっていくことは素晴らしいことだと思いました。

発表者との記念撮影
発表者との記念撮影
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