(役所への行き方)
〒059-2192 北海道沙流郡日高町門別本町210番地の1
Tel:01456-2-5131(代表) メールでのお問い合わせはこちら
【窓口受付時間】午前8時30分から午後5時15分(ただし、土日、国民の祝日、年末年始12月31日から1月5日を除く)
登山道情報 2008年現在
作成 日高山脈登山会議事務局
※林道情報は随時載せますが、最新情報は直接日高北部森林管理署へお問合せください。
日本国内において、もっとも難度の高い山域の一つである日高山脈では、他の山域とは違った知識や準備が求められます。沢や尾根筋の踏み跡をたどって登山をするのが基本で、ルートを示すピンクテープはあるものの標識はありません。自ら地図でルートを確認する力量が求められます。
必ず警察へ提出を。道内どこの警察署でも可。Faxも利用できます。
北海道警察本部地域部地域企画課 Tel011-251-0110
書き方がわからないという方は、この様式を参考に作成してください。
林道ゲートの解放されていない林道への、車両の立ち入りについては、森林管理署への届が必要です。
平日に連絡しカギの借用方法を確認してください。
また、例年11月中旬から6月上旬までは積雪のため冬季通行止めとなります。
なお、林道の道路状況・開通時期は天候により変化しますので、森林管理署にお問合せください。
日高北部森林管理署※休=毎週土日・祝 Tel01457-6-3151
入山者が少なく、さまざまな事態に対応できうる装備が必要です。
沢では沢靴や渓流地下足袋が、また稜線では登山靴が適しています。夏でもフリース等で防寒対策をし、ハイマツを漕ぐ丈夫な服装を準備してください。熊よけの鈴や笛・スプレー等も忘れずに持ってくるしてください。携帯電話は、稜線でのみ通話できる場所があります。
JR石勝線「占冠(しむかっぷ)駅」(新千歳空港から1時間、札幌から1時間20分)下車。特急とかち・特急スーパーとかちの6往復と特急スーパーおおぞらの下り1便が占冠駅に停車します。新千歳空港から来られる場合は南千歳駅でお乗り換えください。日本で唯一、特急列車しか走っていない区間ですのでご注意ください。駅の前後は山深い樹海となっていて、札幌よりの隣駅(新夕張駅)まで約34km、帯広よりの隣駅(トマム駅)まで約21kmもあります。列車及びバス時刻はこちらのページをご確認ください。
札幌から4,170円(片道・自由席特急料金込)。往復の場合は「とかち得割きっぷ」(設定は札幌・トマム間、列車指定、スーパーおおぞら適用外)が、指定席で往復8,300円と割安です。
新千歳空港から2,650円
帯広から2,890円
日高町営バスに乗り換えて25分、「日高町役場日高総合支所」(終点)下車。560円。
なお、運賃は高くなりますがバスがない場合は日高ハイヤー(Tel01457-6-7107)、あるいは占冠ハイヤー(Tel0167-56-2747)へご連絡ください。台数が少ないので予約されることをお勧めします。料金目安=JR占冠駅から日高町役場前まで約6,000円(20分)。
公共交通機関はありません。ハイヤーをご利用ください。
料金目安=日高町役場前から北トッタベツ岳登山口まで約10,000円(約1時間)
日高ハイヤー(Tel01457-6-7107)、占冠ハイヤー(Tel0167-56-2747)、ふれないハイヤー(Tel01457-3-3021)
車を運転される場合、国道から登山口まで10数kmに及ぶ林道を走ります。砂利道で落石なども多いので運転には十分な注意が必要です。
ガソリンスタンドは日高町市街地に3軒あります。
JAホクレン(Tel01457-6-2165)、Eneos民栄商事(Tel01457-6-2223)、コスモ伊藤商会(Tel01457-6-2046)
JR北海道電話案内センター Tel011-222-7111
日高町役場総合支所地域経済課 Tel01457-6-2084
稜線上に水場はありませんので、水筒を必ず持ってくるしてください。沢水はエキノコックス症の危険があることから煮沸することをおすすめします。当山域に山小屋はありません。
さわやかなはずの山で他人の用足し跡を見なければならない不快感に加え、水源地の汚染、踏み荒らしや富栄養化による高山植物への被害など、山のトイレに関する多くの問題が発生しています。当山域では登山口を含めトイレがないので、事前に済ませてください。24時間使用可能な水洗トイレが、「日高町役場前バス停」前の道の駅「樹海ロード日高」にあります。山の中では紙の持ち帰りや携帯トイレの使用をおすすめします。携帯トイレは日高山脈博物館等で販売しています。
無残な姿のお花畑が増えているのは残念です。厳しい環境に生きる高山植物は回復力が極めて弱いので、「少しくらいなら」という気持ちが高山植物の壊滅を招きます。当山域の高山植物は自然公園法により保護されています。無断で採取すると6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。
日高山脈はヒグマのすみかです。山に入る場合は情報収集し、出没している地域には近づかないようにしてください。山に入ったら周囲の状況を観察し、鈴や笛などで自分の存在をヒグマに知らせましょう。ヒグマはとても鼻が良いので、ゴミや残飯は絶対に捨てたり埋めたりしてはいけません。自分だけでなく他の人を危険な目に巻き込む結果になります。ヒグマは、春はギョウジャニンニクなど山菜、夏は植物の茎や葉・アリ・ハチ、秋はヤマブドウ・マタタビ・ハイマツの実などを食べています。登山の前にヒグマについて学習しておきましょう。
日高市街地(道の駅)から1kmの沙流川のほとりに「沙流川温泉ひだか高原荘」(Tel01457-6-2258)があります。アルカリ性低張性冷鉱泉だが、筋肉痛・神経痛・慢性消化器疾患に効果があるとされています。地元産のヤマベやニジマス、山菜など山の幸を堪能できます。日帰り入浴は11時から20時までで、大人500円。宿泊は1泊2食で7,100円から。
ほかの宿泊施設は、旅館3軒、民宿2軒、研修施設(国立日高少年自然の家)1軒、ライダーハウスが1軒。また沙流川オートキャンプ場は5月から10月まで開設しています。
くわしいお問合せは日高町役場総合支所地域経済課(Tel01457-6-2001)までどうぞ。
ヤマベは、ひだか高原荘以外には道の駅隣の「日本橋」「ふじかみ」でヤマベ天丼を、またそばと併せたヤマベてんぷらそばは道の駅内の「そば太郎」で味わえます。2005年春から、ヤマベ天ぷらの乗った山菜おこわのお弁当(ヤマダベさ)を道の駅で販売開始しました(数量限定)。
また日高産の野生のマタタビからつくったワインが味わえます。マタタビは古くから漢方薬として珍重されてきましたが、それをワインに加工した当町オリジナルのワインです。マタタビ特有の苦味が特徴です。甘口が希望の方はハスカップワインをどうぞ。
くわしい問合せは日高町役場総合支所地域経済課(Tel01457-6-2001)まで。
道の駅の隣に、町営の自然史博物館「日高山脈博物館」(Tel01457-6-9033)があります。道内唯一の岩石・地質の博物館。専門の学芸員がいるので解説を聞くこともできます。
日高山脈博物館のHP(林道情報あり)
それでは、お気をつけて山旅をお楽しみください。
日高山脈登山会議事務局