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林道・登山道確認 2004年9月23日
沙流岳と名付けられているが、沙流川本流からは離れている。沙流川に沿って通っている国道274号線の7合目付近から南側に三角錐のように突き出ている様を見ることができる。日高山脈襟裳国定公園の西端に位置し、山頂は日勝峠付近から西に伸びる尾根上にある。1445m峰と沙流岳とのコル(鞍部)を林道が通っているため、尾根道で頂上まで30分で登ることができ、幼児から高齢者まで楽しめる。標高は1500m未満のため、日高山脈方面の眺めはあまりよくなく、ペケレベツ岳とペンケヌーシ岳ぐらいしか見えない。しかし山系北部に位置しているため、真下に国道274号線が、北側にトマムスキー場とタワーが、そして夕張岳や芦別岳、十勝連峰もよく見える。山並みの間からは十勝平野を望むこともできる。
日高市街地方面から行くと約28kmで左手に国道274号線7合目の看板があり、すぐに左手に日高山脈襟裳国定公園の看板が(写真左)、右手に沙流岳越林道の入口がある(写真右)。
林道入口の標高は780m、登山口1250mまで林道を登る。林道は比較的安定しているが、乗用車では慎重に運転することが必要。登山口付近に駐車スペースはなく路肩に駐車するしかない。
登山口となる地点に、森林管理署作製の標識がある。
この標識は100mおきに立っており、登りの目安となる。
笹を刈り分けた急坂が続く。
中間地点あたりで視界が開けてくる。下に見えるラインは、国道274号線。
道は、いったん、なだらかになり、まわりの風景を見渡すことができる(写真左)。
振り向くと、峠寄りに1445m峰が一際大きく見える(写真右)。この山には夏道はないが、積雪期には山スキーのメッカとして多くの人が訪れている。
また道は急になるが、登りにくいところにはロープもつけられている。
急な登りを終えると平坦になり、そのはじに小さな頂上がある。
頂上からは正面にトマムスキー場が、その麓のタワーとともに見えている。
夕張岳や芦別岳、十勝連峰もくっきりと見える。東側の山の合間からは十勝平野も見渡せる。快晴なら羊蹄山も見えるよ。
ペンケヌーシ岳の稜線が屏風のように続いている。
ペケレベツ岳など主稜線も見える。
コースは短く、標識も整備されているため、とくに迷うようなところはない。
「日高町全図 平成10年日高町役場発行」に加筆・修正