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林道・登山道確認 2005年6月14日
ペンケヌーシ川から名付けられた。ペンケヌーシとはアイヌ語が語源で、ペンケ=上流、ヌーシ=豊漁いう意味で、30年程前まで川が黒くなるほど魚が泳いでいた豊かな川の水源の山。日高山脈唯一のコマクサの自生地である。山系北部に位置しているため、日高中学校の赤い屋根やトマムリゾート、夕張岳や芦別岳、十勝連峰、十勝平野も望める。登山口の標高は1100mあり、沢の規模も小さく水量も少ないため、沢歩きの装備と引率者がしっかりしていれば初心者でも楽しめる。
登山口は国道274号線からパンケヌーシ林道を曲がっていく。林道は比較的安定しているが、ところによって台風による大水なだれ等で荒れているところもある。乗用車では慎重に運転することが必要。
日高市街地方面から行くと約8kmで千栄市街地(道山岳連盟日高登山研修所や北海道アウトドアアドベンチャーズがある)となる。小さな市街地を過ぎると、直線となり左手にパークゴルフ場、頭首工(農業用ダム)があり、右にカーブしきったところで右折。
右手に酪農家(サイロあり)があり、少し行くと左手に最終民家があって道はダートになる。二の沢の北電道路分岐(右)、三の沢林道(左)を過ぎ、曲り沢を渡るとすぐ右手にチロロ岳登山口の広場(案内看板あり)がある。
ペンケヌーシ岳への登山口へは、さらに直進する。五の沢林道分岐(右)を過ぎると、落石等が多くなるが、さらに直進し、パンケヌーシ支線林道(ハシゴ状のゲートあり・開放)へ左折する。
曲がってすぐに右に七の沢林道が分かれている。道路上には、尖った落石等が多くなるので運転には十分注意。途中、前方左手にパンケヌーシの頂上が見えてくる。左に分岐がある橋の付近に駐車したほうがよい。以前の登山口は滝下であったが、台風災害で行けなくなった。
滝をめがけて直進すると以前の登山口。
森林管理署作成の登山口看板あり。
登山口となる六の沢の滝下から林道跡を滝上まで歩く。平成15年の台風により木の橋が落ちてしまったので、対岸へ渡りづらくなった。台風で荒れた林道跡は右に伸びていくが、登山道は左に入る。すぐに小沢にぶつかり、ほぼまっすぐに伸びるこの小沢沿いに源頭までたどる。沢沿いに踏み跡はあるが、台風で荒れており沢を渡渉するため沢靴のほうが無難である。
右に左に沢を渡りながら登っていくと、作業道跡に出る。広くなっていて休憩にちょうどいい。沢の右岸側の作業道跡が下っているように見えるが、行き止まりなので踏み込まないように。左岸側の登っているように見えるほうが下りの迂回ルートで、滝上の林道跡に出る(沢道の倍以上の距離があるが、比較的道路が安定している。しかし下流では台風災害で道がえぐられ、沢と化している箇所がある)。
さらに沢沿いの踏み跡を行くと2本目の作業道を横切る。。この作業道は、どちらも行き止まりなので注意。
しばらく沢を離れて登っていく。左手に見える岩場はナキウサギの生息地になっている。踏み跡が沢に近づき、ハイマツが見えてくると第一花畑。水場でもある。残雪時はすべるので注意。ハイマツの中、沢を直登する。
登りきると第二花畑となり、斜め右に横切る。沢沿いのハイマツの中を行くと第三花畑。斜め右へ登っていくが、高山植物を熊が掘り返した跡を見ることができる。すぐに稜線に出る。ここも残雪時は注意。振り返ると南峰が見えるが道はない。
稜線に出るとツガザクラの群落が広がっている。砂礫地前後はハイマツが背丈より高く歩きづらい。
岩塔付近は、日高山脈唯一のコマクサの自生地でもある。踏みつけないよう注意したい。
ここからガレた岩場となるので足元に注意。頂上はたいらな稜線の北端にある。
チロロ岳・ペンケヌーシ岳登山ガイドマップ(日高山脈登山会議発行)より