日高山脈館2階展示案内
日高山脈の成り立ち

当館のメインフロアです。
最高峰2052m、150kmにも連なる日高山脈は、どのようにしてできたのでしょうか?
日高町にいろんな種類の岩石があるのはどうしてでしょう?
なぜ海に住んでいたアンモナイトやサンゴの化石があるのでしょうか?
日高町や日高山脈付近で見られるたくさんの岩石・化石を展示しています。実際にふれてみたり、顕微鏡を使いながら、日高山脈の地質を学んでみましょう!
(1)2階シンボルの岩石・化石

日高町で採取される、代表的な化石や岩石を展示しています。
(2)日高町の地質

地質図にはたくさんの色が塗られています。これは岩石をさまざまな種類や年代に分けて描いているからです。日高町は、たくさんの色に塗られていて、しかも、その色は複雑に絡んでいるようです。日高町は複雑な地質の上にあるのです。
(3)日高山脈で見られる岩石

複雑な地質の日高町では、さまざまな岩石が見られます。ここでは代表的な岩石14種を展示しています。どの石も、表面を磨いてあります。ぜひ、ふれてみて下さい。岩石も磨けばきれいになるものです。


(4)日高山脈と地球のしくみ

日高山脈をはじめとして、岩石ができるのは、地球のプレートが動いているのが大きな原因です。地球のしくみ、プレートのしくみを模型で確かめてみましょう。
(5)顕微鏡コーナー

岩石を、スライドガラスにはり、厚さ0.03mmにまで薄く削り、顕微鏡でのぞくと、あら不思議。石とは思えないような画が見えます!ぜひのぞいて見てください。
(6)日高町周辺の化石

日高山脈ができる前、このあたりは海の中でした。日高町では、白亜紀頃に海で暮らしていたアンモナイト、イノセラムス、サンゴなどの化石が見つかっています。このコーナーは、林勝氏の標本を展示しております。
(7)水中火山岩

水中で噴火が起きると、溶岩は変わった形になります。日高ではハミガキがチューブから押し出されるように流れた枕状溶岩を見ることができます。
(8)日高山脈の研究史

日高山脈は、地質学的に重要なところとしてずっと研究が続けられています。当館の名誉館長でもある番場猛夫博士の岩石コレクションから、日高山脈にかかわるサンプルをごらんいただけます。
(9)図書室・研修室

2階奥には、図書室兼研修室を設けています。日高山脈や登山関連の本をはじめ、地質・岩石の専門書~一般書、動植物の本など、さまざまな分野の図書を閲覧できます。また、日高山脈周辺の地形図もあります。いずれも貸し出しは行なっておりません。

- お問い合わせ
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日高山脈博物館
〒055-2301
北海道沙流郡日高町本町東1丁目297-12
電話:01457-6-9033
FAX:01457-6-9033