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掲載日
2016年2月2日更新


2002年5月18日(土曜日)

講師:高橋誼さん(日高の森と海を語る会)、小野昌子(日高山脈館学芸員)
 身近な植物をかんさつしよう チラシ画像

ちょっと足を伸ばせば、町のそばでもたくさんの草花が見られます。身近すぎてふだん気にとめない草花を観察し、押し花作りを楽しみました。


セミナー実施風景少年自然の家から沙流川キャンプ場まで、脇の木や草を観察しながら歩きます。

板取の茎で笛をつくっている画像イタドリの茎で笛ができたり。

セミナーを受講する子どもの画像雨が降ると緑色になるんだって。これも生き物だって、不思議ですね。

たくさん教えていただきましたが、そのうち書きとめられたのは

  • エゾムラサキ
  • ユキザサ(アズキナ) つぼみ
  • カキドウシ
  • ニリンソウ
  • エンレイソウ
  • クサノオウ
  • オオウバユリ 葉

などです。

午後からは、つんできたお花を押し花にしました。


電子レンジ利用の押し花の作り方<山脈館バージョン>

用意するもの

  • 電子レンジ
  • タイル 2枚
    大きいタイルだと作りやすく、大きいお花も押せます。でも普通サイズのタイルでも大丈夫。
  • ラップ 適当
    近年燃やしてもダイオキシンの出ないラップがたくさんありますが、今回は従来の燃やせないラップ(サ○ンラップなど)の方がくっつきやすくてよいです。
  • ティッシュペーパー 適当
    キムワイプ(実験用ティッシュ)、薄手のキッチンペーパー(ってありますか?)など、繊維がバラケてこないタイプがベストですが、気をつければ普通のティッシュでも十分いけます。
  • パウチできる機械やシールなど あれば

つくりかた

  1. 花・葉っぱなどを用意します。
  2. タイルの大きさを考えて、ティッシュにはさみます。
  3. タイル2枚ではさみます。
  4. ずれないようにラップで巻いて固定します。このラップはびりびりになるまで繰り返し使えます。
  5. 電子レンジにかけます。厚みとレンジの出力によって30秒~2分くらい。様子を見ながら段々時間を延ばしています。・・・煮えたような香りがします・・・
    注!熱くなるので、取り出すときはミトンやタオルなどを使うとよいです。
  6. ティッシュペーパーを注意深くはがします。これで押し花は完成!
  7. ラミネートやパウチシールを使うとしおりなどをつくれます。

山脈館バージョンで改良した点

最初に、市販品で試したりインターネットで調べたりしました。

市販品

中古で譲り受けたもので1000円程度でした。定価は2-3000円するのではないでしょうか。さすがにティッシュはいいもので、タイルが大きく、タイルを留めるクリップも繰り返し使えるものですぐれものでした。ただしこういう行事で揃えるには金銭的負担が大。

ネットで紹介されていたいくつかの方法・・・タイルの固定の仕方

  • マジックテープ
    できました。使い勝手もいいです。ただし試したのは1-2回程度なので、何度も繰り返して使って溶けてこないかどうかは不明です。
  • 目玉クリップ
    試していませんが、使えるそうです。でも電子レンジと金属は相性が悪いので、火花が散ることを覚悟する必要がありそうです。

気づいた点

  • 花びらが薄いと難しいですが、これは一般的な押し花でも同じかもしれません。タンポポが思いのほかうまくいきませんでした。
  • 時間をかけすぎると焦げます。でも一部焦げたのがたいへんいい味になった作品もありました。
  • サクラソウのピンクの花が青い色になりました。ほかにも変色するものがあるかもしれません。
  • ラミネートするときれいで、色紙などをはさめば立派なしおりやカードができます。ただしあまり厚みがあるものをはさむと波打ちます。

電子レンジもオーバーヒートするんですね。古いのが一台、やや怪しげになりました。
今回のセミナー参加者=32名(日高町内から大人14名、子供8名、町外から大人7名、子供3名)、
講師=1名、スタッフ=3名。

主催=日高山脈館、国立日高少年自然の家
後援=平取町・門別町・穂別町・占冠村各教育委員会