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掲載日
2018年8月3日更新

 

これからの町政執行にあたり、私の所信を申し上げ、皆様のご理解をいただきたいと存じます。

私は、3月の町長選挙で「町を元気に」ということをスローガンといたしました。
町が元気になるには、いろいろな要素があると思いますが、まず、行政そして議会にも活力があることが大切であり、そのためには常日頃から率直に真摯に様々な行政課題について議論することが重要であると考えております。また、住民の方々にも積極的に行政にかかわっていただき、行政と対等な立場で共通の目的達成のために互いの資源を出し合い、不足を補い合って課題解決に向け取り組んでいく「協働のまちづくり」も非常に大切だと考えております。このような仕組みの構築につきましては、スピード感を持って取り組んでいきたいと考えております。


さて、我が国におきましては、積極的な経済政策を推進してきた結果、雇用や所得環境が改善し、景気は緩やかに回復してきているといわれていますが、地方では実感できないとの声が多い現状にあります。

現在、我が国はこれまでに経験のない少子高齢化、人口減少という事態に直面しており、日高町におきましても、生産年齢人口の減少に伴う地域経済を支える担い手不足など、今後の地域経済力やまちの財政運営への影響も懸念されますが、行政各般において地域の特色を活かした取組を進め、少しでも人口減少の抑制に努めてまいります。

基本的には昨年度策定しました平成30年度を初年度とする「第2次日高町総合振興計画」に基づき、まちづくりを推進してまいりますが、常に「今やるべきことは何か」という視点を持ちながら、見直すべき点は見直していくという姿勢で臨んでまいりたいと思います。

とりわけ、多額の費用を要する事業の実施に当たっては、その必要性について議会並びに町民の皆様と十分な議論を行い、将来に禍根を残すことがないよう、慎重に判断してまいります。
 
次に町政を推進するための主な政策について、ご説明申し上げます。

 

地域産業の振興

農業につきましては、引き続き各分野において生産基盤整備を促進、生産性の向上による経営の安定化を図るとともに、更なる振興策について農業団体、農業者の皆さんと改めて協議を行ってまいります。また、深刻となっている農業後継者不足に対しては、新規就農希望者の受入れ、花嫁・花婿対策など、次代を担う人材確保に向けた支援を継続してまいります。


軽種馬産業につきましては、競走馬生産振興事業及び軽種馬生産育成総合対策事業等を活用し、市場売却率の向上を図るとともに、門別産馬の販売向上につなげてまいります。


ホッカイドウ競馬につきましては、5年連続の黒字決算となりました。今後は更なる売上拡大への取組や課題となっている老朽化した施設、設備の整備など、持続的な発展につながる対策が執れるよう、北海道や関係機関と一体になってホッカイドウ競馬の活性化に努めてまいります。


林業につきましては、森林は林業を支える貴重な資源であるとともに、地球温暖化や災害の防止にも貢献する貴重な資源であり、日高町森林整備計画・森林経営計画に基づき、健全な森林機能の維持を図るとともに、災害に強い森づくりを推進してまいります。


水産業につきましては、漁業協同組合や関係団体と連携を図りながら、シシャモやマツカワ等の資源づくりを継続するとともに、本年度より静内対空射撃場周辺漁業用施設設置助成事業として着手される水産物加工施設及び大型冷凍庫の整備に必要な支援を行ってまいります。


商工業につきましては、地域経済を支える一翼として何が求められているのか、商工会など関係団体と率直な議論を交わしながら、この分野の有効な振興策を検討してまいります。


観光振興につきましては、引き続き門別地区では門別競馬場を活用した観光対策を推進し、日高地区では「道の駅」を拠点として観光情報を発信し続けるとともに、日高町の自然や馬関連の観光資源の活用を検討してまいります。また、近隣の平取町、むかわ町と一体となって一つの観光エリアとなる事業に取り組んでまいります。

 

快適なまちづくりを目指した生活環境の整備

はじめに、道路整備でありますが、地域住民の安全かつ快適な通行の確保のために、幹線道路網の整備促進を図るとともに、劣化、損傷した路面の補修や道路排水整備を順次進めてまいります。
橋梁補修、点検につきましては、長寿命化修繕計画に基づき、引き続き補修工事を実施するとともに、国が定めた5年に一度の法定点検を行ってまいります。
河川整備につきましては、護岸損傷、河床洗堀などの被災箇所の復旧を迅速に行うとともに、災害防止のため河道内の埋塞土除去など減災対策を進めてまいります。


町営住宅につきましては、北通団地及び表町団地の整備のほか、修繕などの長寿命化対策を継続的に推進してまいります。


下水道事業につきましては、長寿命化計画に基づき下水道汚水処理施設及び管路施設等の計画的な更新等を進め、適正な維持管理に努めてまいります。また、平成31年度からの地方公営企業法適用化に向け財務諸表の作成、システム構築等の作業を進めてまいります。
上水道事業につきましては、富川、門別地区の水道管整備事業及び庫富地区水道管整備実施設計等を進め、将来にわたって安全・安心・安定した給水サービスを提供してまいります。
日高地区の簡易水道施設につきましては、一昨年の台風災害により被災した千栄浄水場の災害復旧工事を現在進めており、本年度中に復旧する予定であります。
同じく一昨年発生した台風災害による他の被災箇所につきましても、早期復旧を図ってまいります。また、本年3月に発生した融雪豪雨による道路、河川、農業用排水路などの被災箇所につきましても、早期復旧を図ってまいります。

 

安心して暮らせるまちづくり

町民皆様の健康維持につきましては、年代に応じ快適な生活が送れるよう、乳幼児から高齢者まで、きめ細やかな健康づくりの推進を目的として平成30年度から34年度までを計画期間とした「日高町第3次保健計画」を策定いたしました。
この計画の中には、食に関する知識や食を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践できる人間を育てる「食育推進計画」と、こころの健康づくりや自殺予防の体制づくりを重点的に進める「いのち支える自殺対策行動計画」を追加し、関係機関との連携を強化し、活動を充実させてまいります。
母子保健対策につきましては、新規事業として、3歳児健康診査で把握されにくい発達の遅れなどを発見し、適切な就学支援を行うことにより、保護者の不安を軽減させることを目的とした「5歳児健康診査」を実施いたします。


次に、子育て支援につきましては、「子ども・子育て支援事業計画」を推進し、安心して子育てできる環境づくりに努めてまいります。
保育所につきましては、適切な事業運営に努めるとともに、施設面において、本年度完成に向け進めている門別わかば保育所整備事業により、新たな0歳児保育の受け入れ体制を拡充するなど適正な規模の整備に向けて取り組んでまいります。
子育て支援センター・児童館運営事業につきましては、子育て情報の発信基地として、現在建設を進めているもんべつ児童館の完成にあわせ事業内容の充実を図ってまいります。
放課後児童健全育成事業につきましても、適切な事業運営に努めてまいります。


障がい者福祉につきましては、障がいのある方が、住み慣れた地域で自立した生活ができるよう自立支援給付事業等を通じて環境づくりを支援してまいります。
次に、高齢者支援につきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制づくりのため「地域包括ケアシステム」の構築に向け、既存事業の継続及び充実を図り、新たに、生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)を配置し、生活支援・介護予防サービス提供体制等のネットワーク構築の推進を図ってまいります。
次に、国民健康保険事業につきましては、0歳から中学生までの通院、入院にかかる医療費の全額を助成する乳幼児等医療費助成制度を継続する等、疾病の早期診断と早期治療を促進するとともに、保護者の負担軽減に努めてまいります。また、新たな国民健康保険制度により保険者が北海道に統一され、市町村ごとに算定される負担金が国民健康保険事業費納付金として北海道に納める仕組みとなることから、必要な財源を確保するために国民健康保険税の見直しを行ってまいります。


町立の病院及び診療所につきましては、医師や看護師等の医療技術者の確保に努め、地域医療の充実を図ってまいります。
また、診療所につきましては、経営マネジメントの観点から経営分析を行い、将来の地域医療における果たすべき役割を検討してまいります。


防災対策につきましては、予期せぬ災害に備え、自助及び共助の意識向上に努め災害に強い町を目指してまいります。本年度においては北海道警察と連携し、日高町・北海道警察合同防災訓練を実施いたします。また、昨年度作成した日高町ハザードマップを町内に全戸配布いたします。


平成30年度の日高町一般会計予算につきましては、地方交付税が1億5,000万円の減額となり、引き続き厳しい財政状況ではありますが、老朽化した公共施設の計画的な整備や災害復旧事業費を予算化するほか、地域産業の育成・振興、子育て支援など福祉の充実、安全・快適なまちづくりに予算配分した結果、一般会計の予算規模は、107億1,048万円となりました。
前年度予算に対しまして、7億2,752万円、6.4パーセントの減となったところであります。
  以上、町政運営を進めるに当たっての、私の所信を述べさせていただきました。

 

人口減少社会に突入し、日高町を取り巻く環境は大きく変化しております。今後も地域の活力を維持するためには、従来までの行政手法に捉われない、新たな視点をもって臨まなければならない事案も増加してくることが予想されます。
これからの4年間は「困難な課題にも真正面から向き合う」という信念をもって町政運営に臨んでまいります。
町議会ならびに町民の皆様のご理解とご協力を、心からお願い申し上げます。

 

平成30年6月
日高町長 大鷹 千秋

 

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