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2023年3月30日更新

幼保連携型認定こども園が開園~新たな子育て支援の拠点が誕生~

令和5年3月30日(木曜日)

昨年2月に着工していた幼保連携型認定こども園「富川ひばり幼稚園」が竣工し、開園式が去る3月20日に行われました。この認定こども園は、町立の保育所の中で一番大きい二葉保育所と私立の富川ひばり幼稚園が一つとなって、幼保連携型認定こども園となったもので、定員が190名と比較的大規模なものです。

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日高町では4施設ある町立保育所の改築を順次進める計画があり、その最初として平成30年に改築したわかば保育所に続き、二葉保育所も令和元年には改築に向けた基本設計に取り組む予定でした。そのような中で、富川ひばり幼稚園でも同時期に改築を検討していたことから、一緒になって幼保連携の施設とすることについて協議した結果、学校法人富川学園が運営主体となる民設民営の幼保連携型の認定こども園とすることになったものです。

園舎は鉄筋コンクリート2階建で、延床面積が約1800平方メートルの建物ですが、内部は木材が多く使われているほかガラス張りの場所が多く、太陽の光がふんだんに注ぐ明るくて温もりのあるもので、子供たちにとってもきっと居心地がいい環境になるだろうと思います。いよいよ4月1日に開園しますが、今後とも様々な保育ニーズに応えられる子育て支援の拠点として、その機能を十分に発揮されることを期待していますし、町もしっかりと運営をサポートしていこうと思っています。

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往年の活躍馬がフレーム切手に

令和5年3月23日(木曜日)


かつて中央競馬で活躍し、現在は町内のヴェルサイユリゾートファームでのんびり過ごしている引退馬たちがあしらわれたフレーム切手が作られ、日高町はもとより日高管内7町の郵便局34局で発売されることになりました。

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先日、その贈呈式があり、日高地区連絡会総括局長の高松三石郵便局長からいただきましたが、切手になった馬は、タニノギムレット、ローズキングダム、ヒルノダムールという競馬ファンならご存じのダービーや天皇賞などを制したG1馬のほか、放牧地に置かれたクッションに気持ちよさそうに横になったyogiboのCMで有名になったアドマイヤジャパンなどで、馬産地日高のちょっとしたお土産としてもいい感じです。馬がクッションに頭を乗せて横になるというポーズは、どのように撮影をしたのだろうかと聞いてみたところ、アドマイヤジャパンが自分から横になり、面倒はなかったとのことで、馬がなかなかの役者だったようです。

ヴェルサイユリゾートファームは、引退後の競走馬の行き先を見つけることが難しい現状を何とかしようと、岩崎崇文代表が2019年に開設したとのことで、現在では40頭を超える引退馬を飼養しているそうです。ファーム内にはカフェや宿泊施設も併設しており、競馬ファンなど観光客も訪れていますが、ここでの売上が馬たちの飼養費に充てられているとのことなので、一層の賑わいとなってほしいものです。


 

まずは新人王を目指して~日高町で3人目のプロ野球選手誕生~

令和4年12月28日(水曜日)

10月20日のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受けた門別啓人選手が日高町役場を訪問してくれました。

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門別選手は日高町出身の18歳、富川小学校在学中から富川野球スポーツ少年団(現在のJBC日高ブレイヴ)に所属、6年生の時には北海道日本ハムファイターズジュニアに選ばれました。富川中学校でも野球部で活躍し、北海道選抜にも選出されています。さらに高校は、野球の名門東海大学付属札幌高校に進学、残念ながら甲子園出場はかないませんでしたが、この度阪神入団という大きな夢をつかみました。

訪ねてくれた次の日には大阪で球団との本契約があり、続いて新入団選手の記者発表と続くとのことでしたが、数日後の入団発表では背番号も30番に決まり、縦縞の阪神のユニフォーム姿が披露されていました。ユニフォームに袖を通したことで、いよいよプロ野球選手になったという実感が湧いたのではないでしょうか。

プロ野球選手になるのでサインも考えているのだろうなと思い尋ねたところ、すでに決めているとのことでしたので、さっそく色紙とボールに書いてもらいました。名字をひらがなで表したもので自分で考案したそうですが、かっこいいサインだと思います。(将来、お宝になるかもしれません。)
これからの目標は、少しでも早く―軍で登板できること、そして将来は球界を代表する投手となること、そのためにまずは新人王を取りたいと力強い宣言がありました。その目標が達成できるよう地元で一生懸命応援したいと思います。

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この日は門別啓人選手のすぐ後に北海道日本ハムファイターズジュニアに選ばれた竹内樹生君も訪ねてくれました。竹内君はJBC日高ブレイヴに所属していて、以前にも紹介しましたが、今年8月には阿波おどりカップ全国学童軟式野球大会全国大会にも出場した経験があります。そして今回の北海道日本ハムファイターズジュニアメンバーヘの選出と門別啓人選手と同じ道を歩んでいます。これまた将来がとても楽しみな選手ですね。

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※竹内樹生君は、北海道日本ハムファイターズジュニアの一員として12月27日に行われたNPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP2022の1回戦で、投手で4番として東京ヤクルトジュニアと対戦し、なんとノーヒットノーランを達成しました。
 

展示会やハロウィンなど活用いろいろ~旧日高門別駅~

令和4年11月14日(月曜日)

JR日高線の旧日高門別駅舎を今年6月にリニューアルして、新しくなった町民サロン室を、住民の皆さんにイベントなどに活用していただきたいと思っておりましたが、徐々に利用が増えてきました。

まず、9月には町内在住の写真家 畠山公妥(ひろやす)さんの写真展がありました。畠山さんは、元日高町地域おこし協力隊員で、観光情報の発信やイベント運営支援などを中心に活動していましたが、協力隊員の任期満了後も日高町内に在住し、北海道を拠点に活動しており、最近ではドローンを使った撮影にも取り組んでいるそうです。

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今回の写真展は、競走馬の写真が中心でしたが、作品に伊勢和紙を使い照明のない夜の牧場で撮った馬の写真などは幻想的でまるで絵のようでした。夜の暗闇の中で放牧されて、じっとしているとは限らない馬を撮るのは大変だったようですが、いままでに見たことのない不思議な感じの写真を見せてもらいました。

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10月には「コットンクラブ」(代表-野口佐智子さん)というキルトサークルの作品展がありました。キルトとは、表地と裏地の間に薄い綿(キルト芯)を入れ、重ねた状態で刺し縫い(キルティング)して一つの作品にまとめたものだそうで、作品を拝見すると大小様々な力作がありましたが、確かに細かい作業が必要だというのがよくわかりました。中には完成まで1年以上かかったものもあったそうで、会員の皆さんの根気(根性?)にびっくりです。

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「コットンクラブ」は、20年くらい前に野球少年団の子どもたちを持つお母さんがパッチワークの話題で盛り上がり、4人で公民館で活動をスタートさせ、現在は6人で月2回集まっているとお聞きしました。

同じく10月にハロウィンの催しもありました。町内有志の方々の主催で、旧日高門別駅周辺をアニメのキャラクターなどに仮装した子どもたちが賑やかに商店などを回りました。この催しは今年で5回目だそうで、参加した子どもたちは100人を越え、これまでで一番多かったとのことです。

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これからも、このような展示会やイベントはもちろんのこと、ちょっとした会合にも旧日高門別駅を利用してもらえたらと思います。
 

日高西部消防組合日高消防団、全国大会でも大健闘

令和4年11月8日(火曜日)

日高西部消防組合日高消防団が全国大会でも訓練成果を十分に発揮しました。10月29日に千葉県消防学校で開催された第29回全国消防操法大会(小型ポンプ操法の部)において出場24隊中、見事優良賞(6位)という成績を収めました。北海道の消防団がこの大会で優良賞を獲得するのは、30年ぶりと聞きましたので、胸を張れる立派な成績でした。

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大会当日は、私も応援に行きましたが、各消防団の特徴ある幟がはためくなど、さすがに全国大会だと思わせる会場の雰囲気で、各消防団とも地域の代表という看板を背負った気概が感じられ、出場した日高消防団の出場隊員の皆さんも少し緊張気味だったようです。

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日高消防団は、21番目という後半での出場でしたが、長い待ち時間を感じさせない機敏な動きで、これまでの訓練の成果を示すことができたと思います。総合得点は91点と準優勝した3消防団とは1~ 2点差という僅差で、あと2点欲しかったという声も聞かれましたが、十分に自慢できる結果でありました。これからも全国大会出場という貴重な経験を活かして、消防団活動に取り組んでいただければと思います。

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出場隊員の皆さん、指導に当たった職員の皆さんお疲れ様でした。
※大会の後は反省会、皆で千葉県の郷土料理を堪能しました。

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門別啓人選手、ドラフト2位指名おめでとうございます!

令和4年10月21日(金曜日)

10月20日に行われた、プロ野球ドラフト会議2022において日高町出身の門別啓人選手(東海大札幌高3年)が阪神タイガースに2位指名されました。
日高町出身のプロ野球選手は、ロッテオリオンズなどで活躍された高沢秀昭選手、現在埼玉西武ライオンズに在籍している戸川大輔選手に続いて3人目となります。

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 指名を受け喜ぶ門別選手(家族提供)

門別選手は富川小1年時から野球を始め、6年生の時には日本ハムファイターズのジュニアチームに選ばれ、富川中では軟式で北海道選抜にも選ばれており、その時は私のところにも出場の報告に来てくれました。

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 当時の写真(左から2番目、門別選手)

当時から体が大きく、将来良いピッチャーになるだろうなとは感じましたが、まさかプロ野球選手になるなんて本当にすごいの一言です。
いつかファイターズ対タイガースの交流戦で、門別投手が新球場「エスコンフィールド北海道」で投げるところを応援したいですね。
 

日高アイヌ協会本格的に活動開始~無縁仏供養祭、アイヌ文化交流会~

令和4年10月19日(水曜日)

このたび、日高アイヌ協会主催で、無縁仏供養祭が行われ、併せて古式舞踊などのアイヌ文化交流会が9月4日に富川生活館で開催されました。

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日高町内のアイヌ系住民の無縁墓地は、過去には町内に点在していましたが、平成元年度から無縁墓の改葬事業が行われ、現在、富川高台墓地内の無縁納骨堂には5,115体の御霊が安置されています。

無縁仏供養祭は、アイヌプリ(アイヌの習慣)により、カムイノミ(神酒を神に捧げ、始めを告げる儀式)、ヌサオンカミ(ヌサ(祭壇)の前での礼拝)、イチャルパ(供物をヌサ前に運び先祖供養を行う)、カムイノミ(神酒を神に捧げ、終わりを告げる儀式)という順で厳かに行われました。このような供養祭には初の参列でしたので、ヌサ(祭壇)に祀るカムイ(神)が13神あることを初めて知るなど、貴重な経験でした。

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仏供養祭の後は、静内民族文化保存会、鵡川アイヌ文化伝承保存会の皆さんによりアイヌ古式舞踊が披露され、それぞれに特徴のある古式舞踊でしたが、踊り手には若い方もいてしっかりと文化が伝承されているなあと感じました。

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会員数の減少などで、しばらく本格的な活動が行われていなかった日高アイヌ協会でしたが、このたび、北海道アイヌ協会をはじめ、近隣町のアイヌ協会のご支援をいただき一連の行事を実施することができましたので、これを契機に他の事業にも積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 

東京の若者から見た日高~日本女子大学来訪~

令和4年9月2日(金曜日)

日高管内7町で組織する日高町村会と北海道日高振興局では、日本女子大学(東京都文京区)と令和3年8月に相互協力による協定を締結しました。この目的は、日本女子大学と日高管内7町・日高振興局が相互の持つ人的・物的・知的資源を活用して、大学側では各町が提供する単位修得プログラムの履修を行うとともに、日高側では学生の皆さんをはじめとする大学の知恵を借りて、各町の活性化と地域振興を図ろうとするものです。

こうした目的のために、まずは学生の皆さんが日高を訪問するという計画が以前からあったのですが、コロナ禍で実現していませんでした。この度、ようやく日本女子大学夏期日高訪問として人間社会学部文化学科の指導の先生、学生の皆さんによる3泊4日の来訪となりました。

初日は日高軽種馬農協北海道市場(新ひだか町)、日高育成牧場(浦河町)、アポイ岳ビジターセンター(様似町)、えりも岬(えりも町)などの見学、2日目・3日目は浦河町内でのワークショップで、テーマは「日高でSDGsを考える!」だったそうですが、日高地域の素材を活かしたSDGsプロジェクトはどのようなものだったのでしょうか。

最後の4日目は再び各町の見学で、レ・コード館(新冠町)、二風谷アイヌ文化博物館(平取町)、そして最後に日高町の門別競馬場となりました。門別競馬場では、私から産地競馬としてのホッカイドウ競馬の説明をしたほか、競馬開催日だったので実際のレースも見てもらいました。この日の昼食は、門別競馬場名物のバケツジンギスカンでしたが大変好評でした。今後もこうした交流が続き、協定の目的にあるとおり大学、日高地域双方に有意義なものとなることを願っています。

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それと、この日はたまたま日本女子大学家政学部児童学科の皆さんが人間社会学部とは別に日高町にみえていましたが、日高町で取り組んでいる「早寝早起き朝ごはん」運動に関心があったとのことでした。私立ひばり幼稚園と町立わかば保育所で早寝早起き朝ごはんをテーマにした紙芝居を披露したり、ダンスを指導したりと一日子どもたちと交流していましたが、いい経験になってくれればと思います。

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3度目の登場~今度は個人戦で全国ベスト16に~

令和4年8月31日(水曜日)

これまで各種スポーツで全国大会に出場する皆さんを紹介してきましたが、今回は全国中学校卓球大会において、114名の参加選手のなかでベスト16という素晴らしい成績を残した山田杏璃さん(門別中学校3年)です。

実は山田さんを紹介するのは3回目で、最初は令和元年8月に山梨県で開催された全国ホープス大会に団体戦で出場、この時はまだ門別小学校6年生で、チームメイト2人との全国大会でした。2回目は、令和3年9月、中学校2年生のときに愛知県での全国大会にダブルスとシングルスでの出場を果たしています。

そして今回は、128人の選手が参加した中学校体育大会としての北海道中学校卓球大会で、シングルス準優勝という立派な成績で予選を突破しての全国中学校卓球大会出場です。ちなみにこの北海道大会の決勝戦では、予選に出なくても全国大会に出場できるスーパーシードの選手とフルセットの激闘だったと聞きました。そして、8月19日から苫小牧市で開催された全国大会では、4回戦まで進み見事ベスト16となりました。

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山田さんは現在中学3年生、これから高校進学が控えていますが、指導に当たっている武藤監督によると、この位のレベルの選手になると卓球の強豪校からの誘いもあるそうで、ただいま進路について考え中とのことでした。さらに将来の希望はと聞くと、前に聞いたときと変わっていなくて、「初生雛鑑別師」になることだそうです。これは卵からかえったばかりのヒヨコのオス・メスを瞬時に見分ける特殊技術者のことで、その養成所は全国で茨城県にしかないとのことですが、将来の夢が叶うといいですね。

やりました日高西部消防組合日高消防団~全国大会へ出場~

令和4年7月19日(火曜日)

先日の町長日記で、日高西部消防組合日高消防団が令和4年度北海道消防操法訓練大会(小型ポンプ操法の部)に出場することをお知らせしましたが、出場11チームの頂点に立ち見事優勝、全国大会への出場権を獲得しました。

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前にも書いたとおりコロナ禍により延期、中止と3年越しでの全道大会出場でしたので、体力の維持など苦労も多かったようで、指揮者が負傷して痛み止めを打ちながらということもあったそうです。

優勝が決まったときには、指導に当たった消防署の職員が思わず号泣したとの話も聞きましたが、長い期間の取り組みだったので、喜びもひとしおだったのでしょう。

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次はいよいよ全国大会です。今回は10月29日に千葉県市原市の千葉県消防学校で開催され、25の道府県が出場するとのことですが、北海道の代表として堂々とこれまでの訓練成果を発揮して、少しでも上位を目指してもらいたいと思います。
 

少年軟式野球~JBC日高ブレイヴ全国大会ヘ~

令和4年7月12日(火曜日)

町内少年軟式野球チームの「JBC日高ブレイヴ」が、全国大会に出場できることになりました。5月21~22日に開催された高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会日高支部大会に出場した同チームは、決勝戦を含め3試合すべてコールド勝ちという圧倒的な強さで次のステージに駒を進めました。

6月25~ 27日にニセコ町・蘭越町で開催された南北海道大会では、準決勝まで順調に勝ち進み、決勝戦では過去に全国制覇したこともある強豪チームである札幌市の「東16丁目フリッパーズ」に惜しくも敗れましたが、この大会の準優勝チームは阿波おどりカップ全国学童軟式野球大会に出場できることになっているとのことで、見事全国大会への切符を手にしました。

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この大会は、その名のとおり徳島県で開催されますが、開催時期は8月17~21日とのことで、北海道のチームとしては、試合もさることながら暑さとの闘いも課題となりそうです。とはいえ、念願の全国大会、日頃の練習の成果を十分に発揮しながら、ぜひ大会を楽しむ気持ちも忘れないでほしいと思います。

大会には保護者の方も応援に行くそうですが、直前の8月12~ 15日は阿波おどりが開催されていますので、街なかにはまだその余韻があるかもしれませんね。ちなみに徳島のおすすめグルメは鳴門の渦潮に揉まれて育った「鳴門鯛」です。

 

北海道消防操法訓練大会出場隊の激励会を開催

令和4年7月4日(月曜日)

このたび日高西部消防組合日高消防団が、7月15日に江別市の北海道消防学校で開催される令和4年度北海道消防操法訓練大会(小型ポンプの部)に出場することになり、出場隊がこれまでの訓練成果を披露する激励会が開催されました。実は日高消防団は、一昨年にこの大会に出場する予定でしたが、コロナ禍により翌年に延期され、さらに昨年は中止となり3年越しでの出場となりました。

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消防操法には、消防用器具操法、消防ポンプ操法、はしご自動車操法があるそうですが、今回の出場種目は、消防ポンプ操法のうち持ち運びが可能な小型動力ポンプを使用した競技です。(ほかには消防ポンプ自動車を使用したものがあります。)

この競技は、「規律、節度」「敏しょう性」「確実な動作」「安全性」「チームワーク」が審査要点となるとのことで、私も小型ポンプ操法の実施要領というものを見ましたが、各隊員のなすべき動作が事細かに示されており、少し読んだくらいでは理解できない難しいものでした。

実際、激励会では、決められた動作を正確にしかも機敏に行われていて、これまでの訓練の成果が発揮されていたことが頼もしく感じられました。訓練は出場隊員の皆さんの仕事が終わってからですから当然夜になりますので、大変だったと思います。また、指導に当たった消防署の職員の皆さんもご苦労様でした。

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この北海道大会には11チームが参加すると聞いていますが、優勝チームは10月に千葉県で開催される全国大会に出場できるとのことですので、是非ともそのステージに駒を進めてもらいたいと期待しています。

 

旧日高門別駅リニューアルオープン

令和4年6月29日(水曜日)

JR日高線の鵡川~様似間が昨年4月で廃線となり、駅舎などの鉄道施設の活用が課題となっていましたが、このたび旧日高門別駅舎を観光情報発信や地域住民の交流の場とするための改修工事が終わり、6月12日にリニューアルオープンしました。

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今回の改修では、住民の皆さんが会議やちょっとしたイベントに利用できる町民サロン室を設置したのをはじめ、観光情報や門別競馬場で開催されているホッカイドウ競馬に関するPRコーナーを設けています。さらに、JR北海道のご協力をいただき、町内各駅の駅名板、実際に運行されていた車両(キハ40-350形)の競走馬がデザインされたエンブレム(車両から切り取ったもの)、運転台の装置・計器なども展示しているほか、ホームや周辺の線路なども保存していくこととしており、これから永くJR日高線の記憶として留めていきたいと思います。

線路については単に思い出ばかりでなく、足こぎのトロッコを走らせることもでき、皆さんの楽しんでいただける場所にもなります。オープン行事の時にも狩勝高原エコトロッコに運行していただきましたが、 トロッコ乗車体験は大変な人気でした。私も以前に乗ったことがありますが、線路の上を走るというのはとても爽快ですし、このトロッコの警笛が本格的な音なので、気分が一層盛り上がります。

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これらの施設は、現在はJR北海道からお借りしていますが、将来的に譲渡していただく予定であり、今後は、自治会・サークルなどの行事や各種イベントに気軽にご利用いただくとともに、観光情報の発信場所にもなって、地域活性化の拠点施設の一つとなることを願っています。

先ほどご紹介したとおり、JR日高線が運行されていた時の懐かしい物品も展示していますので、鉄道ファンの皆さんにもぜひ一度ご覧いただきたいと思います。

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ウズベキスタン共和国駐日大使が来町

令和4年6月10日(金曜日)

去る5月11日にウズベキスタン共和国大使館から、ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ大使、ハサノフ・アスカラリ領事、サイドフ・バホディル参事官が来町されました。日高町は、昨年、東京オリンピック・パラリンピックでウズベキスタン近代5種競技のホストタウンとなっていたという縁があって、大使一行の日高町訪問となりました。

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大使は、小樽商科大学や北海道大学で学ばれたこともあって、北海道には深い愛着をもっておられるとのことで、学生時代に近所付き合いで親しくなった方とはいまだに交流があるそうです。ということで会話は通訳の必要がなく、すべて日本語でオーケーでしたし、領事と参事官も日本語が堪能で、今回はすべて通訳なしでの懇談でした。あまりに日本語がお上手なので、何か上達のコツがあったのですかと聞くと、日本語とウズベク語は文法が似ているのでおぼえやすいのだそうです。

今回の訪問では、それぞれの国・地域の実情などを情報交換しましたが、印象的だったのは、ウズベキスタンの国民の平均年齢が低いことです。大使のお話では20歳代後半とのことで、人口構成がとても若い国といえます。日本はどの位だろうと気になったので調べてみましたが、48歳位とのデータを見つけました。あまりの違いにちょっと驚きです。そのほかに大使から様々な分野での交流のお話がありましたが、中でもウズベキスタンから働くことを目的に日本に来たいという希望が多いことから、ウズベキスタン国内で、一定程度の語学力を身につけてから日本に送り出すプログラムも準備しているとのことで、日本での就労先の確保に力を入れたいようです。

就労に関しては、先日、隣のむかわ町で、外国人技能実習生を受け入れる監理団体が、閉校した小学校の校舎を利用して、道内の医療・福祉施設で働くために来日した実習生を受け入れる研修センターを開設し、ウズベキスタン人28人が出席したとの新聞報道がありました。

日高町では、すでに門別競馬場でホッカイドウ競馬の厩舎スタッフとして働いているウズベキスタンの方が5名います。役場での懇談の後、大使一行を門別競馬場に案内したのですが、大使と5人のウズベキスタン人スタッフが話をする機会があり、言葉はわかりませんでしたが、遠い異国で働く同胞を激励しているように見えました。

 

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ちなみに、夕食を共にしたのですが、門別競馬場名物の「バケツジンギスカン」は大変好評でした。
 

ホッカイドウ競馬開幕です

令和4年4月18日(月曜日)

いよいよ今年もホッカイドウ競馬のシーズンがやってまいりました。今年は4月13日に開幕しましたが、昨年より開催日数を3日増やして85日間、11月10日までの開催となります。コロナ禍は続いていますので、入場人員の制限を設けていますが、上限を1300人としていますので、通常の開催日であれば、ほぼ制限なくファンの皆さんに楽しんでもらうことができると思います。

パドックの様子

ホッカイドウ競馬は、おかげさまで一昨年、昨年と続けて過去最高の発売額を記録しましたが、それが定着したものなのか今年が試金石になるかもしれません。ともあれ、目の前で迫力あるレースが展開され、門別競馬場が賑わう季節となったのは大変喜ばしいことで、これから暖かくなるにつれて一層盛り上がりをみせると思います。
盛り上がるといえば、コロナ禍により営業が2年間中断されていた、門別競馬場名物の「バケツジンギスカン」が復活しました。私も開幕日に食べてきましたが、変わらぬ味で一安心です。これからビール片手にジンギスカンを食べながら競馬観戦という方が多くなり、競馬場の活気も増していくことでしょう。
競馬番組面においては、JBC2歳優駿が第3回となり、今年は岩手競馬と共同開催で行われることになっています。このような大きなレースは、ホッカイドウ競馬をさらにPRできる絶好の機会ですから今から楽しみにしています。
今年もホッカイドウ競馬は、ファンの皆さんにさすが馬産地競馬と思っていただける熱いレースが展開されるはずです。ネットでの投票が圧倒的に多いのですが、ぜひ一度、迫力満点の生のレースを門別競馬場で観戦いただきたいと思います。

ゴール付近の様子

スタート地点の様子

 


いよいよ独り立ち

令和4年4月15日(金曜日)

令和元年6月から地域おこし協力隊員として町内で営農活動を行っていた大橋正規(まさのり)さんが、このたびアスパラ・ミニトマト農家として新規就農することになりました。
大橋さんは大阪府出身の32歳、大阪の大学を卒業後、名古屋の会社でシステムエンジニアとして働いていましたが、「仕事をしている中でも、緑の広がる大地で農業をしながら生活するという環境への思いがずっとあり、就職後3年を契機に、農業の道に進む決心をして定住先を探していた」とのことです。
日高町へ来ることになったきっかけは、平成31年1月に東京で開催された新・農業人フェアで、日高町の就農相談ブースを訪れたことでした。その後、実際に来町して実習先となる施設などを見学して、環境が自身に適していると感じて移住を決意、農業支援員の地域おこし協力隊として活動を開始しました。
これまで、研修用ハウス団地でJA門別町の営農指導を受けながら栽培技術を習得したり、地元の先進指導農家での活動を続けてきたほか、道立農業大学校で農業機械研修・新規参入者研修も受講して着々と就農への準備を進めてきましたが、地域おこし協力隊員として約3年が経過した今年に新規就農することになりました。
先日、独り立ちをするに当たって激励状をお渡ししましたが、これまでの経験を振り返りながら決意を新たにしているようで、頼もしく感じました。ぜひとも農業に進む決心をした時の強い思いが実現することを願っていますし、町としても応援を続けていきたいと思います。

地域おこし協力隊員大橋さんと

激励状の贈呈

 


小さな牧場からスプリント王が生まれる

令和4年4月11日(月曜日)

日高町の軽種馬産業にとって、またうれしいニュースがありました。3月27日に中京競馬場で行われた第52回高松宮記念(G1・芝1200メートル)で、町内豊郷の坂戸節子牧場生産のナランフレグ(牡6歳)が見事優勝し、春のスプリント王に輝きました。同馬は、初の重賞勝ちがG1制覇という快挙でした。
レース当日は、牧場の皆さんはテレビで応援していて、ゴール前は1着から5着までの着差がクビ、ハナ、クビ、クビという大混戦で、ナランフレグは一番内側にいたため映像では気付かず、坂戸さんたちはダメだなと思っていたそうです。ところが最後の最後に実況アナウンサーが、ナランフレグと叫んだので初めて勝ったとわかったそうで、名前を叫んで応援する間もなかったとのことです。
坂戸節子牧場は、坂戸節子さんのご主人が始めた牧場でしたが、1994年にご主人が交通事故で他界されたため、節子さんが引き継いだとのことです。現在は、坂戸さんのほか、渡辺明治さん(85歳)、坪島新―さん(79歳)の3人で運営している失礼ながら小規模な牧場で、牧場生産馬の初重賞制覇がいきなりG1という、坂戸さん曰く「信じられない結果」となりました。
牧場にとっては、うれしいおどろきの結果でしたが、私は牧場スタッフの平均年齢が78歳というのもおどろきです。これまでの軽種馬生産にかける思いをお聞きすると、年齢に関係なく、皆さんの馬に対する情熱がこの快挙に繋がったのかもしれませんね。
今はちょうど馬のお産のシーズンで、ナランフレグの弟か妹も間もなく生まれることもあり、これからも老骨に鞭打って頑張りますとおっしゃっていましたが、皆さんの熱意があれば、まだまだ大丈夫と感じさせられたひとときでした。

坂戸節子牧場にてバンザイ

 

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