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2021年2月10日更新

さまざまな課題に挑戦した成果を発表

令和3年2月10日(水曜日)

道立富川高校では、総合的な学習の一環として、各学年ごとに目標を決めて探求の時間として取り組んだ学習成果の発表を2月1日に行いました。

当日は、私のほかに今年卒業する3年生の就職先2社の経営者の方も来賓として参加されていましたが、当日の発表の中からいくつかご紹介したいと思います。

学習成果発表会1

まず、1年生から「進路探求」として、将来の進路(職業)関わることを中心に発表がありました。発表者は2人で「看護師と助産師ではなぜ年収に大きな差がでてしまうのか」「販売員に必要な力とは」というテーマでしたが、このほかにも時間の関係で発表はなかったものの、「なぜコンサルティング業界が拡大しているのか」「医療のAI化が進んでいるのはなぜか」「介護福祉士に向いていない人」などがあり、どうしてそのようなテーマを選んだのか興味深いところです。

学習成果発表会2

続く2年生は、「地域探求」として、日高町の現状、課題とその解決策の発表がありましたが、さすがに自分たちの住んでいる町の課題(弱点)は、的確にとらえているなと感心しましたし、どのようなことが必要なのか改めて意見を聞いてみたいとも思いました。ほかには、コロナ禍で実施できなかったインターンシップに代わり行なわれた、企業アンケートの結果が報告されていました。

学習成果発表会3

さて、トリは3年生、課題は「地域探求2nd」として、「愛される(町の)キャラクター作り」「(門別)競馬場にふれあいを!」「牛さんを救え!!牛乳消費レシピ日高乳業」「Attention じぇらーと」「あつまれ!日高のまち」というテーマを掲げたもので、キャラクターのデザイン、具体的なイベント提案、乳製品の消費拡大キャンペーン運動(オリジナル体操の動画付き)、レシピの紹介など、具体的な内容でおもしろい企画でした。

このほかに、1年生から3年生が混合で取り組む「富高ゼミ」があり、「AIに感情は必要か」というなかなか難しいテーマがあるかと思えば、「モテる男(女)の条件」という高校生には身近?なものもあり、率直な分析がされていました。

最後は、3年生の「進路決定までの道程」、進学・就職それぞれにどのように取り組んできたかを紹介する成功体験の発表でしたが、具体的で分かりやすく説明されていて、後輩諸君にも大いに参考になったことと思います。

このような取り組みは、こうしたことを通して、的確な情報分析力が育まれたり、自分の周りにある課題や疑間への対応力を身に着けるなど、普段の勉強にはない、違ったフィールドでの貴重な経験であったと思います。そして何より自分の将来を考えることに大いに役立つことでしょう。

それと、門別中学校の生徒が見学に来ていましたが、高校の行事を実際に体験することは、大変いいことだなあと感じました。

指導に当たられた先生方、お疲れさまでした。

 


東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンに

令和3年1月27日(水曜日)

ホストタウンは、自治体と東京オリンピック・パラリンピックに参加する国の選手等が、スポーツ、文化などを通じて交流するものですが、大会前の事前合宿を前提とするホストタウンのほかに、競技終了後に選手がホストタウンを訪問し、住民と様々な交流を行う事後型ホストタウンがあります。日高町では、この度、この事後型でウズベキスタン(正式名称は、ウズベキスタン共和国)のホストタウンとして登録されることになり、1月19日に交流事業合意書の調印式を行いました。

ウズベキスタンは、中央アジアを代表する観光国家で、かつてはアジアとヨーロッパを結ぶシルクロードで栄え、各都市には今もなお東西文化が交差した文化や建築物が残っているそうです。面積は44万7400平方キロメートルと日本の約1.2倍、人口は約3300万人、首都はタシケントという国です。

調印式は、ウズベキスタンと東京にいるロシア語の通訳を介してのオンラインでしたが、ウズベキスタン近代5種競技連盟のバフラムジョン・ガジエフ会長のほか、同連盟クセニヤ・グリャモヴァ事務局長、選手のアリセ・ファフルトゥジーノヴァさんとアレクサンドル・サーフキンさんも参加して、それぞれの方から挨拶をしていただきました。

調印式はオンラインで行いました

そう、日高町が受け入れるウズベキスタンの選手は、近代5種競技の選手なのです。近代5種競技については、あまり馴染みがないと思いますので、競技種目などを少しご紹介したいと思います。

近代5種競技は、1日の間にフェンシング(相手の全身に突きを繰り出す「エペ」)、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、レーザーラン(射撃と800m走を交互に4回)と、全く異質な競技を行うという万能性を競う複合競技で、「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれているそうです。過去には1日に1種日、計5日にわたって競技が行われていたこともありましたが、1996年のアトランタ大会から1日ですべての種目を行うようになったそうです。競技は、当然長時間に及び、挑戦する種目が多種にわたるため、順位が最後まで入れ替わり続けるため、観客は最後まで順位が確信できないという大変な競技です。

アレクサンドル・サーフキン選手

(写真:アレクサンドル・サーフキン選手)

日高町が、ウズベキスタン近代5種競技のホストタウンになったのは、種目の中に馬術があったので、馬産地として親近感を感じたことがあります。ガジエフ会長も日高町が競馬場のある馬産地ということに非常に興味を持たれているようで、今から交流するのが楽しみです。

ウズベキスタン近代五種競技連盟 ガジエフ会長との2ショット

(写真右:ウズベキスタン近代5種競技連盟バフラムジョン・ガジエフ会長)

これから住民の皆さんには、ホストタウンになったことや、ウズベキスタンという国に親しみを持っていただくために、様々な機会にPRしていきたいと思います。そして、何よりも東京オリンピック・パラリンピックが無事に開催されることを心から願っています。

出席者による記念撮影

 


コロナ禍でのやさしい気持ちの輪「シトラスリボンプロジェクト」

令和3年1月20日(水曜日)

皆さん、「シトラスリボンプロジェクト」というのをご存知でしょうか。これは、コロナ禍で生まれた差別や偏見を耳にした愛媛県の有志が立ち上げたプロジェクトで、愛媛県特産の柑橘類(シトラス)にちなみ、シトラス色のリボンを着けて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動です。

この意味は、全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大する中にあって、感染してしまった人や医療従事者の人々が、地域の中で笑顔で暮らし続けるために、「ただいま」「おかえり」そんなふうに言い合える雰囲気があってこそ、安全・安心が守られるまちであり、そのために、自分たちの暮らしを守るために日々奮闘してくれている方々への感謝も込めて「ただいま」「おかえり」と言い合える人の輪を広げようというものです。

実は私はこのプロジェクトを知りませんでしたが、もんべつ児童館のこどもたち10人が、日々の活動の中でこのプロジェクトを知り、活動の象徴となるリボンを100個作ってくれて、先日、役場と国保病院に届けてくれたことで初めて知りました。

一生懸命作ってくれたリボンは、3つの輸からできていて、この3つは「地域」「家庭」「職場(or学校)」を表わすとのことです。

残念ながら、コロナ禍はまだまだ収まりそうにもなく、今後、自分あるいは回りの人が感染してしまうことになるかもしれません。常にそういった可能性がある中、感染者が出たあとに、どのような対応をするのかということがとても重要であり、それにより、日高町はどんなまちなのかということになると思います。

コロナ感染者が出ても決して差別や偏見がおこらないためには、やはり住民の方々の気持ちが大事であり、そうしたやさしい気持ちの輪の醸成に「シトラスリボンプロジェクト」は役立つものだと考えます。

私も、もんべつ児童館のこどもたちが作ってくれたシトラスリボンを着けています。

 

こどもたちが役場に届けてくれました

こどもたちが役場に届けてくれました

 

リボンを作成してくれたもんべつ児童館のこどもたち

リボンを作成してくれたもんべつ児童館のこどもたち

 

大人でも難しい叶結びに挑戦

大人でも難しい叶結びに挑戦

 


「ニシパの恋人」いただきました

令和2年12月18日(金曜日)

「ニシパの恋人」とは、お隣の町、平取町特産の生食用桃太郎トマトを使った、びらとり農協のトマトジュースのブランド名ですが、この度、びらとり農協から、この「ニシパの恋人」を200ケース(6000本)いただきました。

平取町は、ご存知トマト生産量全道1位の一大産地で、道内のほか関東・関西にも出荷され、夏秋トマトでは東京・横浜市場の約1割、大阪・京都市場の約2割を占めるとのことです。 トマトを利用した加工品は、トマトジュースのほかに、 トマトピューレ、 トマトケチャップ、ミートソース、びらとリトマトカレーという多彩なラインナップですが、購入希望の方は、びらとり農協のホームページをどうぞ。

びらとり農協は、日高町にあった富川農協と合併しており、組合員には日高町の住民の方も多くおられ、その中にはもちろんトマト農家もあります。こうしたこともあり、今回寄付をいただいたのですが、さっそく町内の小中学校、高校、保育所・幼稚園、病院、老人福祉施設などで味わっていただこうと思っています。

最後に「ニシパの恋人」というブランド名の由来をご紹介します。ニシパとはアイヌ語で、「紳士・旦那・金持ち」をあらわすそうですが、このニシパが健康な体を保つために、真っ赤に熟れたトマトを毎日食べて、恋人のように愛してしまったというストーリーから付けられたネーミングとのことです。

 

伊藤副組合長からいただきました

びらとり農協・伊藤副組合長(右)から「ニシパの恋人」を受け取りました

 

ニシパの恋人のレプリカ

今年デザインを刷新した「ニシパの恋人」の特大レプリカ

 


最高金賞に輝く ~道産ブランド米ゆめぴりかコンテスト~

令和2年12月9日(水曜日)

今年は、新型コロナウィルスの影響で、明るい話題が少ない中、前回の中央競馬の牝馬3冠に続き、稲作の分野でも嬉しいニュースがありました。それは、道産ブランド米「ゆめぴりか」の出来栄えを競う「ゆめぴりかコンテスト2020」で、門別町農協が最高金賞を獲得したことです。

このコンテストは、「北海道からニッポンの米を。」をスローガンに掲げ、「ゆめぴりか」の生産技術やおいしさを競う品評会で、北海道内各地の生産者の協議会やJAなどで構成する「北海道の新たなブランド形成協議会」の主催により、2015年にスタートしたそうです。第5回目となる今回は、北海道内7地区の地区コンテストで選ばれた地区金賞米による全道コンテストが11月25日に札幌市で開催され、門別町農協が見事最高金賞に輝きました。

ゆめぴりかの生産では、タンパク含有率(低いほど旨味があるとされる)を7.4%に抑えるなどブランド米として厳しい出荷基準があり、農家の方々のご苦労は多いことでしょうが、栽培マニュアルを順守しながら地道に質の向上に努力されたことが実を結んだものであり、これまでの取り組みに敬意を表したいと思います。

この最高金賞に選ばれた「ゆめぴりか」は、「最高金賞ゆめぴりかシール」が貼付けられて、北海道内で12月上旬から数量限定で一般発売されているとのことですが、日高町内ではすでに完売とのことで、私もまだ食べていませんので、どこか町外で売っているところを探そうと思っています。

そうした希少価値のある最高金賞米を、門別町農協から何と310kgも寄付していただきました。さっそく小中学校、保育所、病院、老人福祉施設の給食に使わせていただきますが、今年、北海道で一番おいしい米を給食で味わってもらえればと思います。

「ゆめぴりか」が生まれたのは北海道上川農業試験場で、1997年の開発から約10年かかり、これまでにない味わいを持つ北海道米が誕生したとのことですが、直後に大規模な冷害に見舞われたこともあり、実際のデビューは2011年、今年は「ゆめぴりか」誕生からちょうど10周年ですが、これからも食味の進化は続いていくことでしょう。ちなみに「ゆめぴりか」の「ぴりか」はアイヌ語で美しいという意味です。

 

ゆめぴりか贈呈式

門別町農協・本間組合長(右)から最高金賞ゆめぴりかを受け取りました

 

役場庁舎に最高金賞受賞をお祝いする看板を設置

最高金賞受賞をお祝いする看板を役場庁舎に設置

 

厚賀小で行われた食育授業(門別町産米改良協会 森永会長)

門別町産米改良協会・森永会長が講師となって行われた食育授業

 

給食で振る舞われました

最高金賞ゆめぴりかが給食で振る舞われました

 


史上初、無敗で牝馬3冠に輝く

令和2年10月21日(水曜日)

以前に「63年ぶりの快挙~無敗の2冠牝馬誕生~」と、このコーナーでお知らせした町内豊郷の長谷川牧場生産のデアリングタクト号が、またまた快挙を成し遂げました。しかも今度は「63年ぶり」が「史上初」に変わりました。

去る10月18日に行われた中央競馬第25回秋華賞において、デアリングタクト号は単勝1.4倍という圧倒的な1番人気のプレッシャーの中、堂々たるレース運びで圧勝し、デビュー以来5戦全勝で、桜花賞、オークスと併せ、牝馬3冠レースを制覇しました。過去に牝馬の3冠馬は5頭いるそうですが、無敗での達成はデアリングタクト号が初めてで、しかも5戦目でというのも最小記録とのことで、歴史に名を刻む競走馬となりました。

当日は、勝つだろうとは思いつつも、何となくドキドキしながらテレビ中継を見ていましたが、勝った瞬間はまず自宅で「やったー!」と最初のバンザイをしてから長谷川牧場にお祝いに向かいました。牧場主の長谷川文雄さんにお目にかかった時は、満面の笑みでしたが、次の日の新間記事に「こんな小さな牧場から生まれた馬が、よく3冠をとってくれたと涙をにじませた」とあったように、感激もひとしおのものがあったことでしょう。失礼ながら、小さな牧場の生産馬が、とてつもない大きな夢を日高の生産界に与えてくれたと思います。本当におめでとうございました。

レース後は、生産者仲間・獣医師の方々など、次々に祝福の皆さんが集まり、家の前で夕陽に向かって恒例となった記念写真撮影です。今回も人々に混ざり、すっかりおなじみになった柴犬の「りき」も一緒に写真に納まり、喜び一杯、和気あいあいのバンザイでした。

そういえば、競馬放送グリーンチャンネルの長谷川さんへの生産者インタビューがネット上で評判になっているそうで、何を話すのか楽しみにしている人がたくさんいるようです。私たちも当日、グリーンチャンネルを見ましたが、時折「ガハハ」と笑いながらユニークな受け答えをしている長谷川さんのインタビューを聞きながら盛り上がりました。

次走のレースは、どこになるのか今のところ決まってはいないようですが、いずれにしても今までとは違うステージで、更なる高みを目指すことになるでしょうから、これからも無事に活躍することを願うばかりです。一度現地に応援に行きたいものですねぇ。

 

デアリングタクト号

無敗牝馬3冠制覇を達成したデアリングタクト号 (写真:競馬ブック)

 

長谷川牧場

「バンザイ!」長谷川牧場関係者の皆さんと一緒に

 


コロナ下でも訓練

令和2年10月1日(木曜日)

今年は様々な行事が新型コロナウィルスの影響で中止を余儀なくされていますが、災害や事故に対する備えをおろそかにするわけにはいきません。こうした状況の下、去る9月8日、コロナウィルス感染対策を講じながら、日高西部消防災害警備合同訓練が実施されました。

当日は、日高西部消防組合のほか、北海道警察本部警備部機動隊・門別警察署が参加して、土砂災害埋没者救出訓練、山岳地帯滑落者救出訓練、火災消火訓練を中心として、他機関との連携、現場指揮体制の確認などを主眼に訓練が展開されました。

近年、異常な気象変動がもたらす経験したことがないような豪雨災害が頻発し、これまで以上に迅速な災害対応が求められます。さらに、北海道太平洋沿岸では、千島海溝や日本海溝北部を震源とする巨大地震とそれに伴う巨大津波の襲来が想定されており、いざという時に備えての避難訓練・避難所運営訓練は欠かせませんが、これまでと異なるのは、これにコロナウィルスヘの対応が加わるということです。

これまでもエコノミークラス症候群など、避難生活で多発する疾患があり、これが災害関連死に直結することから、避難所でのトイレ、食事、生活環境などの改善が求められていましたが、今年からはこれにコロナ対策が加わることになります。コロナ蔓延下では、専門知識なしでの避難所運営は厳しい、運営者の数も数倍必要、支援者も入りにくいなどの指摘があります。一層難しくなる避難環境づくりにおいては、資器材の効果的活用、人材の効率的投入など実動訓練が不可欠だとの思いを強くしています。

 

自然災害活動訓練001

「自然災害活動訓練 土砂災害埋没者救出訓練」 車両内の捜索活動

 

自然災害活動訓練002

「自然災害活動訓練 土砂災害埋没者救出訓練」 倒壊した家屋の捜索活動

 

自然災害活動訓練003

「自然災害活動訓練 土砂災害埋没者救出訓練」 北海道警察機動隊による捜索活動

 

火災消火訓練

「火災消火訓練」 人命救助と延焼阻止活動

 

山岳救助訓練001

「山岳救助訓練」 北海道警察機動隊が滑落した登山者を救助

 

山岳救助訓練002

「山岳救助訓練」 山岳を想定して登山者を救助

 


少年軟式野球 ~見事3冠達成~

令和2年9月18日(金曜日)

日高管内の少年野球大会3大会(高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会日高支部大会、FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-12日高支部予選大会、太陽グループ杯全道少年軟式野球選抜大会日高支部大会)で、JBC日高ブレイヴが優勝し、管内少年野球大会3冠を達成しました。

JBC日高ブレイヴは、以前にも日高管内の大会で優勝したことがあり、報告に来てくれたことがありましたが、今回は3大会すべてを制覇するという快挙で、さすがに過去に例はないそうです。試合経過は熱戦が多かったようで、高円宮賜杯大会では、決勝戦の最終回2アウトランナーなしから2点差を跳ね返し逆転サヨナラ勝ち、太陽グループ杯全道少年軟式野球選抜大会決勝でも延長戦のタイブレークを制しての優勝と、高いチーム力で接戦をものにしました。

JBC日高ブレイヴは、3つの小学校の1年生から6年生までの総勢29人で編成されています。1年生と6年生で一緒に練習ができるのかなとも思いましたが、低学年は将来に向けての基礎的な練習に励んでいるそうで、そうした積み重ねが強いチーム作りの礎になっているのでしょうね。それぞれの大会には全道大会があり、サポートする親御さんは大変かもしれませんが、お子さんの雄姿を見れば、その大変さが大きな楽しみに変わるのだと思いました。

 

選手たちと一緒に

JBC日高ブレイヴの選手たちと一緒に

 


コロナ禍での人手不足

令和2年9月4日(金曜日)

新型コロナウィルス感染拡大により、事業の縮小や自粛といった対応を余儀なくされている企業などが多くなり、その結果、一時の人手不足感が急激に低下し、逆に「旅館・ホテル業」「飲食業」「娯楽サービス業」では人手が過剰とする事業者が増加したとの報道があります。(もちろん、人手不足感が減少したのは一時的なもので、今後、業績が回復すれば、再び人手不足となることが十分考えられますが)こうした業種がある一方で、「農林水産業」「建設業」「電気通信業」などでは反対に人手不足とする事業者が依然として多いという調査があります。

日高管内でも、特に軽種馬産業でコロナ禍の状況に関係なく人手不足が続いています。近年、この不足する働き手を確保するために外国人に頼るという状況になっており、日高町でも多くの外国人の方が働いています。町内に住んでいる外国人の方を見ますと、8月の数値ですが、外国人登録は、27か国282人、国別の内訳は、インド107人、フィリピン75人、以下、中国16人、べ卜ナム12人、ベネズエラ11人と続き、インドとフィリピンが突出しています。そして、インド人とフィリピン人の方の多くは牧場や門別競馬場などで働いており、こうしてみると町内の軽種馬産業は、多くの外国人の方々に支えられていることがわかります。

こうした傾向は今後も続いていくと思われますが、生活習慣や食生活が違う中で、居住している方々が仕事ばかりではなく、いかに地域にも馴染んででいただくかが課題になっています。

 

ホッカイドウ競馬

門別競馬場で働く外国人スタッフたち (写真:(一社)北海道軽種馬振興公社)

 


競走馬北海道市場の盛況を願って

令和2年7月15日(水曜日)

依然としてコロナ禍が続いています。特に東京を中心とする首都圏は、最近、感染者が増加傾向で、本日(7月15日)、東京都が感染警戒レベルを最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げたとの報道もありました。

こうした状況の中、8月24日に競走馬の北海道市場セレクションセールが開催されますが、入場人数制限、検温、消毒など様々な対策を取ったうえで、通常の方法で開催するとのことです。5月12日に札幌競馬場で行う予定であったトレーニングセールが中止となっており、軽種馬生産者の方々にとっては待ちに待ったせり市となります。

ご存知の方も多いと思いますが、日高管内の令和元年の軽種馬生産頭数は、5,873頭で、実に全国の約80%を占めています。また、管内農業産出額452億円のうち、軽種馬は227億円と約5割を占める基幹産業になっており、市場の結果は地域経済に大きな影響があります。

ここ数年は、市場の結果も順調だっただけに、このコロナ禍が購買者の皆さんにどのような影響を与えることになるのか気がかりなところですが、7月13~14日に開催された、日本競走馬協会のセレクトセールでは、これまでの中で2番目の販売額となる盛況で、コロナ禍の影響は皆無といっていい結果でした。北海道市場でもセレクションセールの後にサマーセール、セプテンバーセール、オータムセールと続きますが、是非とも日高管内で開かれるせり市も、同様の結果となることを心から願うばかりです。

 

昨年の北海道市場サマーセールの様子

昨年の北海道市場サマーセールの様子

昨年の北海道市場サマーセールの様子

昨年の北海道市場サマーセールの様子

 


63年ぶりの快挙 ~無敗の2冠牝馬誕生~

令和2年5月27日(水曜日)

新型コロナウィルスに関する緊急事態宣言が5月25日に解除されました。とはいえ、北海道では一度鎮静化した後に第2波が襲来したように、まだまだ警戒を緩めるわけにはいきません。日高町でも中小の事業者の方を中心に大きな影響を受けており、町としても経済対策を実施していますが、全体的に重苦しい雰囲気が続いています。

そんな中、大変明るい出来事がありました。5月24日、東京競馬場で行われた中央競馬第81回オークスで町内豊郷の長谷川牧場生産のデアリングタクト号が見事1番人気に応えて優勝しました。同馬はこれで4戦4勝、史上2頭目の無敗の2冠牝馬となりました。ちなみに1頭目は、1957年(私の生まれた翌年です)のミスオンワードということですから実に63年ぶりの快挙となりました。

もちろん当日は、テレビ中継を見ておりましたが、決してスムーズなレース展開ではなく、途中でほかの馬とぶつかったり、直線ではなかなか前があかず進路に苦労したりと、ハラハラする場面が何度かありましたが、それでも最後は力強く抜け出して本当に強いなあという印象が残るものでした。

さっそく長谷川牧場にお祝いに行きましたが、多くの方々が駆けつけていて、皆さんと喜びを分かち合いました。牧場主の長谷川文雄さんは、レースのファンファーレとともに心臓がドキドキしてきたと言っていましたが、レース後のテレビの電話インタビューでは冗談も飛び出す余裕があり満面の笑みでした。さて、次は3冠制覇を目指す秋華賞(10月に京都競馬場で開催)ということになると思いますが、これまでの活躍から偉業達成が大いに期待できるものであり、お祝いに集まった皆さんで応援に行こうという話が盛り上がりました。

 

牝馬2冠を喜ぶ長谷川牧場の皆さん

関係者の皆さんと喜びを分かち合いました

 

役場庁舎に掲げたお祝い看板

役場庁舎に掲げた優勝をお祝いする看板

 


新型コロナ禍の中でありがたい贈り物

令和2年4月3日(金曜日)

依然として新型コロナウィルスの猛威が続いています。首都圏を中心に感染者が増加の一途をたどり、大都市圏では、医療崩壊が危惧されるとの指摘が多く聞かれるようになってしまいました。北海道も一時は感染者数が全国一となり、知事が緊急事態宣言を出す事態となりましたが、現在(4月3日)は、やや小康状態といったところでしょうか。しかし、これに油断してしまい、配慮なく自由に行動してしまうとまた感染拡大に繋がりかねず、しばらくは辛抱の時期が続くものと思います。

マスクや消毒液は相変わらず品薄の状態が続いており、日高町でもマスクの入荷日にはドラックストアに行列ができ、あっという間に売り切れてしまうようです。町で備蓄していたマスクも病院、老人福祉施設、保育所などに配布しておりますが、なかなか備蓄の補充ができません。

こうした中、日高町ボランティア連絡協議会から手製マスクの寄付の申し出をいただき、小倉会長が届けてくださいました。材質は何とキッチンペーパー、しかも洗って2~3回は使えるとのことで、私はキッチンペーパーがマスクになる、ましてや洗えるなどとは全然知らなかったので、ありがたいと思うと同時にちょっと驚きました。(単にものを知らなかっただけかもしれませんが)さっそく、保育所、児童クラブ、地域包括支援センターなどに配布して活用させていただいています。マスクは、ひと月以上前に発注していますが、いまだに納品されておらず、備蓄の在庫が心もとなくなってきている状況で、大変ありがたい贈り物でした。

また、先日、町立日高高校のOBで、匿名の方から不織布マスクを2,000枚送っていただきました。これもさっそく病院や老人ホームなどで使わせていただいております。各方面からのご厚志、本当にありがとうございました。

 

ボランティア連絡協議会小倉会長

日高町ボランティア連絡協議会・小倉会長と一緒に

 

贈られた手製マスク

贈られた手製マスク

 

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