平成21年度町政執行方針
平成21年度は、合併後4年目となり新町としての創成期の最終年として節目の年となるものであります。
本年度は、「町民と行政との協働」「地域の特性を活かす」「自助と自立」の3本柱を基本姿勢とした「日高町総合振興計画」の2年目となります。
新しい発想、創意と工夫を凝らした個性と魅力あるまちづくりに取り組み、目指す将来像「いきいきと働き、学び、安心と笑顔で暮らせるまち」に向け、時代の変化を的確に捉えながら、着実にまちづくりを推進してまいります。
平成21年度の我が国の経済については、世界的な景気後退が続く中で、内需、外需ともに厳しい状況が続いておりますが、「新経済成長戦略」等により、内需主導の持続的成長が可能となるよう経済の体質を転換し、状況に応じて果断な対応を機動的かつ弾力的に行うこととしております。
このような中にあって、国においては平成21年度の地方財政対策として、景気後退の勢いが強まり、地方交付税の原資となる国税の大幅な減収が見込まれる中ではありますが、雇用創出などの経費を上積みするなど、地方交付税を4千億円以上増額しており、地方の実情に対して一定の配慮がなされたものと考えます。
しかしながら、今回の対策は、財源不足の多くの部分を臨時財政対策債において約5兆1千億円、前年度比81.7パーセントの増額によりまかなわれているものであり、厳しい地方の財政状況にあって今後は、税源移譲等の抜本的な国の地方財政対策を望むものであります。
平成21年度の日高町一般会計予算につきましては、日高町総合振興計画の実施計画を基本に最重要課題に重点配分をした結果、101億6,000万円で前年に対し2.8パーセントの増となったものでありますが、財政健全化計画を指標として財政の健全化に向けた取り組みを進めてまいります。
平成19年度から取り組みを進めております行政改革につきましては、平成20年度に各種施設使用料の見直しに向けた検討を進め、本年4月からは新たな使用料によりご負担をお願いすることとしております。各施設の維持管理経費の一部として使用させていただきますので、皆様のご理解をお願いいたします。
平成21年度におきましては、行政改革の一環として、門別老人ホームの民営化を進めてまいりますが、各種事務や業務等におきましても、民間にお願いできるものは民間委託等を進めるとともに、既に民間委託されている業務等につきましては、更なる見直しを進めてまいります。また、人件費の抑制につきましては、職員定数管理計画に基づき、職員数の適正化を進めてまいります。
地域産業の振興について
農業の振興
稲作につきましては、米の市町村需要量に関する情報及び米穀の生産調整実施要領に基づき、平成21年度の生産米数量が前年並みの2,400トンに決定したところであります。今後も農業者、農業関係団体と一体となり、消費者ニーズに対応した安全で食味の良い米作りを推進してまいります。
水田農業構造改革対策につきましては、これまでの制度を踏襲した新たな制度として、国産農産物の安定供給を確立するため、水田等の有効活用による自給率・自給力の向上を目的とした「水田等有効活用促進交付金」「産地確立交付金」等の助成措置が、本年を初年度として3か年計画で開始されることとなります。従来からの方針である転作作物の定着促進と産地形成、担い手の育成等農業経営の安定化に向け、新制度と道単独事業の「地域政策総合補助」等の有効活用により、軽種馬及び水稲経営の経営転換や複合経営を推進してまいります。
施設野菜につきましては、作付面積・生産量ともに順調に増加しており、今後とも振興作物として位置づけ、安全で安定した供給を推進してまいります。
さらに、町外からの新規参入者促進のため、新規就農者対策や農業後継者花嫁・花婿対策を推進してまいります。
平成20年度から実施している畜産担い手育成総合整備事業(農業開発公社事業)は、本年度総事業費2億6,700万円による草地整備事業などを行い、平成21年度以降も順次実施してまいります。
酪農業の振興
酪農につきましては、世界経済の混乱、景気の悪化により酪農を取り巻く環境は激変しておりますので、更なる経営の安定を確立するために飼料生産の協業化を促進してまいります。
肉用牛では、町内の生産農家戸数が増加し、黒毛和牛繁殖牛頭数が千頭を超えております。引き続き優良肉用牛繁殖素牛導入事業により、町内における優良黒毛和牛群を形成するとともに、育成技術の向上を図り、新規・既存の肉用牛経営を推進してまいります。
軽種馬の振興
軽種馬につきましては、より強い馬づくり・売れる馬づくりを実践できる環境整備を図るため、競走馬生産振興事業を活用した集団を形成し、経営基盤の安定を目指します。また、農家経営の健全化に向けて、肉用繁殖牛導入等の複合経営又は経営転換を促進してまいります。
ホッカイドウ競馬
平成20年度のホッカイドウ競馬は、馬インフルエンザによる開催中止といった事故もなく、計画どおり82日間の日程で実施されました。前年対比95.56パーセントの発売額となりましたが、当初見込んでいた5.5億円の赤字額は、5億円程度に圧縮される見込みであります。
新生北海道軽種馬振興公社は、北海道から競馬開催を受託し、いよいよ本町を拠点として、待望の産地競馬が開催されます。5月20日から門別競馬場でナイター競馬がスタートいたしますが、本年度は「北海道競馬改革ビジョン」で示されている「収支見通し及び年次別の取組」の中間年にあたり、赤字額を3億円以内に圧縮し、翌年度は収支を均衡させなければならず、正に正念場の年であると厳しく受け止めております。
競馬場のある町として、ホッカイドウ競馬の更なる発展を願い、振興公社へ職員を派遣するなどの人的支援を含め、管内各町、農協及び関係機関と連携しながら売上げ増加に向けて最大限の取り組みを進めてまいります。
水産業の振興
水産業につきましては、静内対空射撃場周辺漁業用施設整備事業による厚賀漁港の製氷貯氷施設の整備を推進してまいります。
また、沿岸水域の水産資源の維持・増大と安定的な漁獲を確保するため、引き続きシシャモふ化放流事業・ホッキ稚貝放流事業・ヒトデ駆除事業等に対し財政支援を図ってまいりますとともに、新たな資源確保に関する計画を推進します。
内水面漁業振興につきましては、日高地区のヤマベ、ニジマスの養殖を中心とした自然の中で渓流釣りを楽しんでいただくためのPRを実施するとともに、町内事業者による遊漁事業に対する運営費を引き続き助成し、自然増養殖のための発眼卵埋設事業を継続して試験的に実施します。
林業の振興
林業につきましては、「災害に強い森林づくり・自然環境を大切に育てる林業」を目標に、日高町森林施行計画に基づき、森林環境保全整備事業を中心に着氷被害地の造林を進めるとともに、森林状況を把握しつつ、利用可能な資源については人工林の除間伐を推進し、環境対策にも意を注ぎながら適正な森林整備を実施いたします。
また、被災を受けた山地につきましては、住民生活や生業に配意し、北海道や北海道森林管理局と連携しながら、山地防災・治山事業を積極的に実施いたします。
商工業の振興
消費者ニーズの多様化、町内の大型店や近距離にある都市圏での大規模な商業施設の整備に加え、原材料の高騰などの影響により町内の商工業者を取り巻く環境は極めて厳しい状況となっております。こうした状況下において、町といたしましては、昨年10月31日スタートした緊急保証制度により金融機関から融資を受けた事業者に対し、信用保証協会の保証料の一部を助成しております。
また、日高町商工会では、地域資源を活用した事業に積極的な取り組みを進めており、会員支援と組織基盤の強化を図るとともに、地域社会に貢献する活動を展開しております。魅力ある商店街づくりを目指す活動や商工業を活性化するための取り組みなどに対して支援を進めてまいります。
観光産業の振興
観光につきましては、ホッカイドウ競馬の開催日程の大半が門別競馬場で実施されることになり、新たな観光客の入り込みが期待されます。門別競馬場を活かした「日高町観光活性化計画」の整備を進め、事業の実現に向けた体制づくりを推進し、特色のある日高町の観光づくりに努めるとともに、既に取り組みを進めております「日高地区観光再開発ビジョン」については、日高山脈をキーワードとした特色のある観光メニューづくりに努めてまいります。これらの地域資源を最大限に活用し、有機的な連携が図れるよう進めてまいります。
快適なまちづくり
道路の整備
はじめに道路整備でありますが、町民の日常生活に不可欠な道路につきましては、安全性と快適性を備えた住民生活環境基盤の向上のため、地域に密着した道路網の効果的な整備の促進を図り、歩行者の安全確保・生活の利便性に配慮した整備促進を補助事業を活用するなどして計画的に進めてまいります。
高規格幹線道路につきましては、現在富川ICより門別本町ICまでの区間の整備を進めております。平成23年度には門別本町ICの開通が予定されており、それに併せて交通量の増加が予想されますことから、道道正和門別停車場線の整備・道道比宇厚賀停車場線の交差点改良を含め、厚賀ICまでの早期開通に向けて、引き続き関係機関に要請活動を進めてまいります。
また、北海道横断自動車道につきましては、今年度においてトマムから占冠まで、平成23年度には夕張までの区間が開通する予定であり、これにより国道274号線と並行する高速道路が全線開通となります。
幹線道路網の整備により、日高地区における通過車両が減少し、地域の商業や観光へ顕著な影響が想定されますことから、特色ある日高地区の地域振興対策を更に進めるとともに、日勝道路の交通安全対策や改良工事の継続を関係機関に強く要望してまいります。
町営住宅の整備
町営住宅の整備につきましては、「日高町公営住宅ストック総合活用計画」を策定するとともに、厚賀団地に1棟4戸、北通り団地に2棟8戸を建設することとしております。更に既存住宅の維持管理も計画的に進めてまいります。
上下水道の整備
下水道事業につきましては、門別地区において汚水事業として富川南2丁目汚水管整備事業を実施するとともに、下水道汚水処理施設の適切な維持管理と水洗化の普及に努め、平成20年度を初年度とする5か年計画で厚賀処理区域の下水道施設(農業集落排水)の更新事業を継続実施してまいります。
また、下水道未処理区域におきましては、生活環境の改善と公衆衛生の向上を図るため、引き続き合併浄化槽の設置に対する補助を行ってまいります。
上水道事業につきましては、本年度から2か年計画で富川東6丁目地域の水道水の量及び水圧低下の解消に向けて、富川増圧ポンプ場増設事業を行うとともに、富川南2丁目水道管布設工事と老朽化した石綿セメント管の更新事業を実施し、簡易水道事業につきましては、本年度より施設管理業務の一部の民間委託及び道路改良に伴う配水管移設工事を行い、両事業とも安全で良質な水道水を供給してまいります。
生活環境の整備
生活環境の整備につきましては、排出されるゴミの量が増加傾向にありますことから、ゴミの分別収集を徹底するとともに、ゴミ処理コストの削減を図り、住みよい環境の保持に努めてまいります。
安心して暮らせるまちづくり
健康づくり
最初に、すべての生活の源となる「健康」についてでありますが、町民の皆様が、生涯を通じて健康で明るく、生き生きとした心豊かな生活を送ることができるよう乳幼児から高齢者まできめ細やかな健康づくりを推進するため「日高町保健計画」に基づき健康づくりに取り組んでおります。
母子保健対策といたしましては、子供が健やかに生まれ育つよう、妊婦の一般健康診査の無料受診券交付制度を実施していますが、本年度からは、従前の5回に対しまして、最大14回の健診が無料で受けられることができるように改正をいたします。これにより、出産までのほぼ全健診が無料で受診できることとなり、経済的な負担の軽減と定期健診の確実なる受診により母子の健康確保ができ、出産までの安心感を与え出生率が少しでも向上するよう期待をしております。
生後間もない乳児のいる家庭の育児に関する不安や悩み、子育て環境、養育環境に必要な支援を求める声の高まりを受けて、昨年から実施しております「こんにちは赤ちゃん事業」での家庭訪問を継続し、子育て支援を進めてまいります。
また、成人保健対策といたしましては、高齢化の進展する中で、生活の質を高め、健康寿命を延伸し、元気で明るい生活を維持できるよう、とねっこ館を活用するなどして健康増進対策を推進してまいります。
新しい医療改革制度の一つとして2年目を迎えます生活習慣病に着目した特定健診及び特定保健指導につきましては、受診率の向上を目指し、健診制度の周知と受診促進を継続するとともに、早期に保健指導による運動習慣の定着やバランスのとれた食生活などの改善を行うことで発病のリスクを抑え、生活の質の維持及び向上を図りながら医療費の抑制と健康づくりを進めてまいります。従前からのガン検診、骨粗しょう症検診、成人歯科検診等各種検診事業を引き続き実施してまいります。
また、地域の健康づくりを進めるため保健推進員の皆様の協力をいただき、健康づくりの基礎となる食の大切さを伝える食育事業のほか、日高地域、門別地域の共同事業として、「樹魂まつり」への参加交流や「健康まつり」におけるヘルシー試食の提供をする取り組みを実施し、両地域の一体感醸成にも努めてまいります。
子育て支援
次に、子育て支援についてであります。
保育所の運営につきましては、子育て支援の根幹をなすものとして、創意と工夫により経費の節減に努めながら柔軟な運営を進めているところでありますが、門別地区の農山村地域に開設しております季節保育所は、年次計画により常設保育所への移行を進めてきているところであります。平成21年度は里平季節保育所の1か所だけの運営となります。これに伴い、常設の保育所においては、閉所地域からの入所児童の増加が見込まれますので、わかば保育所の入所定員を現在の45人から、15人増の60人定員として受入れ等の対応をしてまいります。
子育て支援センター「わくわく館」は、平成20年1月にオープンし、1年が経過いたしました。オープン以来、大変好評をいただいておりますが、今後におきましても妊産婦や乳児のお母さんたちの憩いの場、育児不安の解消、子育て情報の発信基地として、利用者の声やサークルの方々との意見交換などにより事業内容の充実を図ってまいります。
町内の託児サービスを提供しているグループが行う託児につきましては、利用料の助成など引き続き行政がサービスしていない部分での子育て支援策として応援をしていきます。
昨年度途中から拡大をいたしました乳幼児の医療費助成事業につきましては、引き続き支援の充実を図ってまいります。
児童虐待問題につきましては、ケース発生の状況により要保護児童対策地域協議会において、関係者との密接な連携を持って速やかな解決へ向けて適切に対応を進めてまいります。
また、本年度は、日高町次世代育成支援対策地域行動計画の10か年計画の中間見直しの年であり、利用者のニーズを把握し適正なサービスを提供できるよう計画を作成し、子育てが楽しいまちづくりを進めてまいります。
障害者福祉
次に、障害者福祉についてでありますが、障害者自立支援法に基づく介護給付サービス等の適切な実施に努め、障害者の皆様が地域社会で自立した生活が可能となるよう支援をしてまいります。
介護保険事業
高齢者福祉並びに介護保険につきましては、今年度は高齢者保健福祉計画・第4期介護保険事業計画に基づく最初の事業年度であります。
本計画は、前期計画に対し、団塊の世代が対象年齢となることなどから高齢者人口の増加、前期計画中に新たに提供を開始したサービス見込み量の増、更には、介護報酬改定に伴う給付費の増などにより、前期に比べ大幅な保険料の伸びが見られることとなりましたが、積立金の取崩しなどによる軽減措置をとることにより、平成21年度から平成23年度の計画期間におきまして、平成21年度が2.5パーセント、平成22年度3.9パーセント、平成23年度5.3パーセントと段階的に保険料の引上げの改定を行うこととしております。
将来に向けて、介護サービス基盤の整備を図るとともに利用者のニーズを把握し、適正なサービス提供ができるよう関係機関と調整を図りながら事業の実施に努めてまいります。
また、高齢者の方々が住み慣れた町で健やかに老後を暮らせるように、介護予防特定高齢者の把握を行い、健康教育や健康相談等の取り組みを通じ、介護が必要とならないよう介護予防の普及・推進に努めてまいります。
ひとり暮らしの高齢者などが急病や災害発生などの緊急時に対応する緊急通報装置につきましては、昨年度、設置機種を更新したところでありますが、今後も高齢者の不安感の解消と生活安全確保を進めてまいります。日高・門別の両地区に平成19年1月に設置いたしました地域包括支援センターを核として、病院・老人保健施設・老人ホームなどの各施設及び関係機関と連携をより密にし、それぞれの方々の尊厳が維持でき、より快適な生活が送れるよう事業を展開してまいります。
今後増加することが予想される認知症の方が、地域において末永く暮らしていただけるしくみづくりが求められており、そのひとつの方策であります「認知症サポーター100万人キャラバン認知症サポーター養成講座」を実施し、地域住民の方々に認知症に対する理解を広めてまいります。
また、町立居宅介護支援事業所につきましては、民間の居宅介護支援事業所とともに、利用される方々がより良いケアプランで在宅での介護を受けることができるようケアマネジャーの確保及び資質の向上に努めてまいります。
老人ホーム
門別老人ホームの改築につきましては、今年度、門別老人ホーム運営移管社会福祉法人選定委員会を設置し、移管先法人の選定を行い、平成22年4月1日からの民営化実施と移転改築に向け、法人及び関係機関との協議を進めてまいります。
医療制度
次に、医療制度についてでありますが、国民皆保険制度を堅持しながら医療保険制度の将来にわたる持続的、安定的な運営を目指すとした一連の医療制度改革が進められております。昨年度から始まった高齢者の新たな医療保険制度であります長寿医療制度(後期高齢者医療制度)は、制度開始後における保険料等の軽減など度重なる変更により対象者にとって大変紛らわしいものでありました。
2年目となる本年は、引き続き一部保険料の軽減措置の継続や保険料支払の口座振替の選択などにより適格な運営に努めてまいります。
国民健康保険事業におきましては、特定健康診査の受診を奨励し、健康増進・疾病予防に積極的に取り組み、医療費の抑制効果を発生させるとともに、事業の安定運営を目指してまいります。
保険税率につきましては、所得の状況等を総合的に勘案し現在の応益割合及び軽減割合を維持できるよう努めてまいります。
とねっこの湯
本年度、オープンから10年目を迎える門別温泉「とねっこの湯」は、通算250万人の入場者が11月にも達成される見込みであります。町内外を問わず多くの方々に好評をいただいており、引き続き住民の健康増進と憩いの場としての機能を拡充するため、サービスの向上に努めてまいります。
国保病院事業
次に、国民健康保険病院事業についてでありますが、国の医療制度改革等の実施により、病院を取り巻く環境は大変厳しい状況となっております。本年度は「日高町公立病院改革プラン」に基づき、日高国保病院の診療所化による経営形態の見直し等に取り組むとともに、住民ニーズに対応した医療サービスの提供と運営の効率化に努めてまいります。
老人保健施設事業
介護老人保健施設事業につきましては、居宅介護支援事業所との緊密な連携をし、利用者の意志に沿うよう家庭環境に近い対応のもと、リハビリテーション・介護・看護等のサービスを提供し、早期に在宅生活に復帰できるように努めるとともに、高齢者の生活機能の維持と向上を総合的に支援し、家族の介護負担の軽減と施設の健全な運営を図ってまいります。
地域防災計画
防災につきましては、昨年は、水防訓練、山林火災消火訓練、救急救助訓練の3つの大きな訓練を実施し、医療機関や消防、自衛隊など関係機関との連携を深めるとともに、通信の伝達などについて確認したところであります。今年度につきましては、むかわ町におきまして全道規模の防災訓練が実施されることとなっておりますので、消防機関とともに参加協力することとしております。
また、地域防災の観点から設置を進めてまいりました自主防災組織は、町内14の地域で設置されるとともに、防災活動などの自主的な取り組みを支援する連絡協議会が設置されたところであります。更に全町的な取り組みとして展開されるよう、自治会活動と連携した自主防災活動を推進してまいります。
交通安全
交通安全につきましては、北海道の交通事故は依然として悲惨な交通事故死が絶えない状況にあります。運転者、歩行者の双方が交通ルールを守るという意識の高揚が必要であることから、関係機関、団体等と連携を図り、一層の交通安全の啓発と教育に取り組んでまいります。
日高地域審議会
最後に、「日高地域審議会」につきましては、地域の課題及び町過疎地域自立促進市町村計画などの審議をいただき、行政に対して提言や答申をいただいております。この審議会は10年という設置期間のうち、いわゆる「中間期」を迎えることとなりますが、日高町全体として均衡あるまちづくりを実現するため、今後とも、より多くの提言をいただきたいと考えております。
以上、平成21年度の町政執行に臨む私の所信を申し上げました。
私が、新生「日高町」の町長選挙におきまして、町民の皆様から大きな期待と絶大なる信任をいただき、町政の執行を担うこととなってから4年目を迎えました。この間、新しい日高町政運営の基本理念として、「対話と協働の新しい町づくり」をスローガンに、一体感のある行政執行に全力を尽くしてまいりました。
本年は、新町創成期の仕上げの年としてさらなる努力を傾注してまいりたいと考えております。
日高町が持続的に発展していくためには、我が町が有する特性や優位性を最大限に活用し、自治体としての行財政運営の基盤を更に強固なものにしていくことが重要であると考えております。
町民の皆様並びに町議会議員の皆様の一層の御理解と御協力を心からお願い申し上げます。
平成21年3月
日高町長 三 輪 茂